Eternal Idol(Black Sabbath)

Eternal Idol

Eternal Idol

イギリスの生んだヘヴィメタルの始祖、Black Sabbathの13th。


本作からはトニー・マーティンがボーカルを担当。
本録音前に脱退したレイ・ギラン(Vo)が歌うはずだったメロディを、
青みと力みが強調されたロニー・ジェイムス・ディオ的な歌声で雄雄しく歌い上げる。
「リフマスター」トニー・アイオミ(G)の弾くリフの鋭さは相変わらずであり、
レイの特色を意識したかのようなアメリカンなリフもこなす辺りは流石の一言。


ミドルテンポでずるずると押し上げる重さとエピカルなメロディが印象的な1.に始まり、
アメリカン・ロックを意識させるリフが何とも奇怪な5.や
「ブラックサバス的様式美チューン」の権化的な6.、
ヘヴィでソリッドなリフがザクザクと炸裂する疾走チューン8.など秀曲ぞろい。
本作から本格的に「様式美サバス」の幕が開く。