NICKELBACK@新木場スタジオコースト
♪Someday(NICKELBACK)
カナダのヘヴィロックバンド7年ぶりの来日公演へ。
ぶっちゃけていうと想像したぐらいにはハードロックしており、さりとて想像よりはまったりしておらず、
そして想像以上にライブ達者なバンドだった。
特にチャド・クルーガー(Vo)の闊達なフロントマンぶりは7年ぶりの来日でテンションが高いにしても
絶賛に値すると思う。
お客さんの層が(当たり前なんだけど)若かったのもあってやたら盛り上がっているライブだった。
僕個人は良いライブが見られたのでまず満足。
バンド
ライブそのものは別として、バンドパフォーマンスは期待通りの出来。
思ったよりチャドってパワーボーカリストじゃないんだなあと思ったものの、
あの苦みばしった声で堂々と歌いこむパフォーマンスはCD通りの期待値をほぼ満たしていた。
ライアン・ピーク(G)のギタープレーはさほどフィーチャーされてなかったものの、本人はもっと弾き倒したかったような感じ。
HRリスナーからすると、折角メインストリームのバンドでこれだけディストーションギターを前面に出しているのだし
もう少しそれっぽいアプローチがあっても・・・と思ったりする。
AC/DCとかメタリカのカバーもなかったしね。。。*1
あと、リズム隊の二人も惚れ惚れするぐらいの腕の持ち主。
ダニエル・アデア(Dr)のドラムソロは重くはなかったがハイセンスだし叩きまくっていて楽しかった。
途中、チャドとライアンがお互いにギターソロの弾き合いをするような例のアプローチがあって、
実は裏で弾きまくっているマイク・クルーガー(B)が一番凄いような気がしたのは秘密だ。
選曲・まとめ
選曲も「Gotta Be Somebody」とか最近の曲から
「How You Remind Me」「Someday」といったクラシックなバラードナンバーまで抜けのないセットリスト。
やたらとバラードが続いてだれるということもなく、
というかバラードも普通に前ノリで盛り上がっていた気がするのは気のせいだろうか。
バンドもそうだが、客席*2もテンション高過ぎでそれも楽しかった。
「Something In Your Mouth」とか「Burn It To The Ground」とかはアッパーの切り札チューンとして
今後も常用できるような気がする・・・とかいらんことを考えてみたりして。
良い曲と技術力・テンションの高いステージと客席が揃えば多少ベクトルが拡散していても
良い時間にはなるんだよねえ、という例だったかと思います。
良いライブでした。