Sanctus Ignis(ADAGIO)

サンクタス・イグニス

サンクタス・イグニス

フランスのネオクラシカルメタル・プロジェクト、ADAGIOの1st。


主導権を握るフランス人ギタリスト、ステファン・フォルテ(G)のクラシカルギターに
"鍵盤魔人"リチャード・アンダーソン(key)のキーボード、
デヴィッド・リードマン(Vo、PINK CREAM69)の雄雄しさを宿した歌唱。
これらの要素を十分に詰め込んだダークかつクラシカル、荘厳なヘヴィメタル
無論メロディアスではあるしデヴィッドの実力も確かなのだが、その重厚なバックトラックに飲まれて
曲の輪郭が判然としない感じはあり。


ロディアスなデヴィッドの歌唱が前に出て、かつ各楽器、特にステファンの強力なギターと
構築感が一気に飛び出した4.が素敵。
だがキャッチーさというか、ある種の「教会メタル」的魅力に溢れたといえば3.だろうね。
9.はLed Zeppelinの名曲をインストカバーしたが、これも凝り過ぎな感じ。