Destruction And Creation(CONCERTO MOON)

DESTRUCTION AND CREATION

DESTRUCTION AND CREATION

日本のネオクラシカル・メタルバンド、CONCERTO MOONの再録ベスト盤。


活動再開にあたっての再録ベスト盤であり、
ボーカルテイクが現ボーカルである井上貴史のものに差し替えられたほか、
中心人物である島紀史(G)によるギターソロも再録されている。
サウンドは「日本のインギー」と呼ばれる島の志向に合わせたクラシックフレーズ多目のヘヴィメタルだが、
音の分厚さと歪みはかなり強烈であり、ネオクラシカル・パワーメタル的な様相を呈する。
井上の力強く苦みばしった歌声、前任尾崎隆雄(Vo)の残した歌メロも耳を引く。
日本語歌詞はそれほど気にならない、というかやや音に埋もれている感もあり。


力強い疾走ナンバーの1.、これでもかというジャパメタ臭に溢れた名曲?4.、
哀愁のパワーバラード3.あたりが○。
他の楽曲もクオリティ高く仕上がっているが、一本調子といえばそれはそれで否定できず。