時代は僕らに雨を降らせてる

韓国ツアーで知り合った友人から、メールが来たのは土曜日だった。
「報道のとおりです」
「5月3日まで全力で頑張ります」
一応僕は検索したけれど、検索なんかする必要は多分なかったくらい。
そう、結末は見えていた。


決してヲタを辞めたつもりはなかったけれど、
仕事が忙しいこともあったし、
何より僕は自分の好きな音楽にずっと没頭していて省みなかった。


夏のツアー、河口湖、カウントダウン。
全て参加することが出来なかったし、参加しなかった。
理由は幾らでも考えられる。
結局はもう、そこにお金と疲労に代わる価値を見出せなかっただけ。


メロン記念日といえば「四人でメロン記念日」があまりに有名。
だがそれと同じくらいに、
「夢×努力=現実」
という言葉を胸に走っている人たちだ。
そしてそれは、多くのメロンヲタにとって、今も変わらないはず。


泥まみれになって宛てのない疾走を続けているようでも、
彼らは走っているんだろうなあと思っていた。
羨ましかったけれど、
それ以上に僕は走ることに疲れていたし、
地道に歩いていくことへの憧れも、周囲からの要求も強くなっていた。


でも、今走らなければ追いつけないんだ。


親友にメールをすると、
「いよいよ俺達にも最後の時が来たんだな。
 骨は誰かが拾ってくれるさ」
そう返ってきたので、
「バカ野郎。
 俺達は生きなきゃいけないんだ。
 メロン記念日があったことを伝えつづけるために」
と、返してやった。


冬枯れの野に雨が降り注ぐ。
僕らはとぼとぼと歩いているわけには行かない。
この雨の先に、虹が掛からないとしても。


その先の長い歩みに向けて、最後の炎が燃える。
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一応、ファイナルツアーは全部行こうかなって思ってます。
お金を計算してみて頭が痛くなってますが。

大阪・名古屋でしかもう、お会いできない人もいると思います。
多分忙しい行程になると思っているのですが、
出来れば話をしていけたらなと。

東京公演にしてもチケが取れたらという話もありますが、
まあこっちは家が近いから会場前へのサボりはないかなーと・・・


かれこれ一年近くも「べっ 別に引退したわけじゃないんだからねっ」をやってきたわけですが
ここに至ってついに、やっと真の引退になると思っています。


完全に戦力外の予備兵ですが、
花道を飾るつもりですので皆様一つメロン記念日のファイナルツアーへ
ご参集のほどよろしくお願いいたします。