ガンダムUCを見に行ってきた
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2010/03/12
- メディア: DVD
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DVDを買ってもどうせろくに見ないであろうから見に行ってきた。
何となく銀河英雄伝説を思わせるタッチ、
ネオジオンのMSであるクシャトリャにボコボコにされる連邦軍の哀しいまでのやられっぷり、
どう考えてもニュータイプですありがとうございましたな主人公、
そしてあの青臭い富野節成分と、あの長ったらしい福井節の織り交ざったセリフの数々。
敢えて言うなら普通に萌えられるヒロインはガンダムっぽくない*1が、
宇宙世紀好き、SF好き、ガンダム好きにはなかなか優れた様式美的作品。
特に主人公機が出てくるシーンは胸が熱くなる。
富野ライクな、底に流れる冷え冷えした感じはないものの、これはこれでアリだよね。
またガンダムシリーズとしてはアニメーション作品としてよく練りこまれていて、
「口げんかしながらビーム打ってるだけ」という感じはまったくないのがとても良い。
ファンネルの描写などかなり緻密で素晴らしい。
あえて言うというほどでもないが、ストーリーの展開には丁寧さを欠く。
というか一時間あまりに話を詰め込み過ぎだろっていう素っ飛ばしっぷり。
アクション映画っぽい爽快感を重視すると気持ちいい作品だが、
そういう丁寧な雰囲気を想像するとちょっと。
主人公ヒロインに惚れ込むの早すぎだろ、とか、結局誰が敵で誰が味方なの?とか。
そこら辺展開が早過ぎて普通の人は困惑するんじゃないだろうか。