基本情報技術者試験

やさしく学ぶ 基本情報技術者 '08年版

やさしく学ぶ 基本情報技術者 '08年版

春のITパスポートに続いて、IT系技術者の登竜門というべき基本情報技術者試験に挑戦。
結果は、午前が自己採点で61/80。午後が7割程度の正解率。
合格点はどちらも6割正解なので、マークミスとかがなければ合格。

勉強期間

6ヶ月。

勉強方法

午前問はchoistudyを使って勉強。
午後問は前職で有志の方が勉強会を開いてくれたので参加していた。
あと、情報処理試験.jpも時々覗いた。
ちなみに、退職後も勉強量はあまり変わってない。

1.参考書を一通り読もうとして挫折。

ITパスポートの時は参考書を一通り読んでから始めたのだが、今回は根性がなく挫折。
一応一週間前には図書館から掲題の参考書を借りてきた。
個人的に、いくらそういう構造とはいえ最初の方に二進数とかビット演算とかを置いておくのはしんどいと思う。

2.毎日過去問を少しずつ解く。

過去問を一日1〜10問ぐらい解いてみていた。
基本情報技術者試験は平成20年度から構成が変わったため、この期間の3〜4回に照準を絞って解く。
当初6割程度だった正解率は徐々に7割から8割ぐらいまで向上していった。

3.前日に過去問一気解き。

前日に平成20年21年春・秋の午前問題、平成22年春の午後問題を解いた。
午前問題は概ね7割5分から8割を推移、午後問題は大体解くことができた。

感想

  • 時間配分の難しさ

 午前は割と真面目に解いていたため、つっかかる所が多く見直しまで含めてフルタイム使い切った。
 午後は選択した問題についてはかなり集中して読み込んだため、途中から時間が足りなくなる事に気がついた。
 とりあえず、苦手な必須問題(仮想言語)は飛ばして、先に言語別選択問題(java)をやった。
 一応全部は見直せず、ケアレスミスをそのままにして提出せざるを得なかったのは仕方ない。

  • 過去問は裏切らない

 過去問をchoistudyなり勉強会なりで繰り返し行ったことは、時間配分のみならず生きた。
 午前中の何問かは過去問からほぼそのまま出てきていたことも見逃せない。

  • 解らない問題は飛ばし、分かる問題を確実に答える

 午前は20問外しても受かる計算なので、解らない問題に詰まるのは時間の無駄だった。
 午後は前半は7問中5問選択なので、解らない小問は飛ばした。
 逆に解かなければいけなくなった問題についてはしっかりと読みこなす必要性があったが。
 (結果として5問中4問は全問正解したので、難易度自体は決して高くないと思う。
  ただ午後問題は文章量が多いため、分かり始めるまではものすごくとっつきづらい)

  • 午後問は問題から当たる

 午後問題は問題から始めて、分からなければ文章題を読むように取り組んだ。
 結果として一から読むよりはだいぶ効率よく解けたと思う。
 特に言語別選択問題は、ソースを読んでから文章を読んだ方が仕様が頭に入りやすい。


 全体的な当たりの感じは例年より難しかったように思えたが、外した問題の印象が強すぎただけで
 意外と普通に解けている問題の方が多かった。
 EUCとは何か?え?文字コードの一種じゃないの?
 模範解答見てから気がついたよ。End User Computingだってことに。
 という風に、実は意味を知らなくてもちょっと考えると解ける問題もあったのが実状。
 時間配分と、じっくり問題を読む姿勢を両立することが要求される。
 あと計算問題でミスしまくり。最初の1問からまず出した答えが選択肢にないんだもん。


 横に女の子が座っていたのだが、午前に退席後、午後は入室してこなかった。
 午前問で力尽きたんだろうなあ。
 かつては午前さえ詰め込めば何とかなると言われていたが、今は午後問もそれなりの難易度がある。
 とはいえ、午前問題で基準点(6割)に達しないと午後は採点してもらえない。
 幅広い学習が求められて大変な試験ではあった。