メンタルヘルス・マネジメント試験(III種)

大阪商工会議所が主催しているメンタルヘルス・マネジメント試験(III種)に挑戦。
III種はセルフケア・コースとされ、メンタル面の健康を自己管理していくために必要な知識を対象とする。
結果は回答速報による自己採点で45/50。
合格点は7割正解なので、マークミスとかがなければ合格。

勉強期間

1ヶ月程度。

勉強方法

改訂前のIII種公式テキストが家にあり、過去問集をメインに勉強。

1.公式テキストを一通り読む。

大分前から受験を考えていたこともあり、古い公式テキストを何回か読んでいた。
この公式テキストは出題の基本となっており、過去問集にも公式テキストとのリンクが密接に記載されている。
勉強中はほとんど読み返さなかったが、読んで初めて得た知識もあり、一読の価値はある。

2.毎日過去問を少しずつ解く。

過去問を一日1大問ぐらいずつ解いて勉強。
常識で考えれば分かるものもあるが、官庁が出している資料の内容などなど、知識がなければ解けないような問題もある。
「ライフイベント」「ライフストレス」「急性反応」「慢性反応」などは少し学ばないとコケやすい。
精神科と心療内科の違いなども普通すぐには分からないので、知っておく価値はあると思う。

感想

  • あっさり解ける問題

 過去問と比較して問題は難しくなく、サクサクと解ける問題がほとんどだった。
 結果として2時間の予定が1時間で回答終了となるレベル。

  • 過去問は裏切らない

 公式テキストからは問題のイメージがつかみにくいので、過去問集を紐解く必要がある。
 過去問に当たることで固められる知識も多く、空目してしまうような公式テキストが
 実はかなりがっつりと知識が詰め込まれた本なのだと再確認できた。
 既に8回分程度過去問が積み上がっており、しっかり当たれば問題なく解けるようになるはず。


 基本的にそれほど難しい試験という訳ではないが、知識が特殊なので一通りの勉強は要る。
 メンタルヘルスについて理解は進んできているが、安易な(自己、医師による)診断も多く、
 予防や対処についても同様に情報が氾濫している印象がある。
 自己の健康管理という意味でも、他者との関わり合いという意味でも、体系的に整った知識を
得ることが
 今後重要なのではないか、と思う。