場内DJ in nonLinear Metal DynamiX 6/1 吉祥寺Crescendo

ライブフォトグラファーRYUMEI氏の主催するメロディック・デスメタル祭へ。
この日、私の役割は場内DJでございました。
そして多くのゲストDJさんと共演することとなっておりました。


場内DJのセットリストはこちら

吉祥寺へ

吉祥寺Crescendoに会場持ちのDJミキサーはありません。
このため前回の場内DJでは、3/16はiPodから音を出して全てをまかない、
3/17はある関係者の方からお借りして使っていたのですが、
今回自前のDJミキサーを用意して使うことにしました。
正確にはCDプレーヤーとDJミキサーの一体型です(´・ω・`)
実は買ったほうがよっぽど安いんですよね・・・
そして見栄えがダンチ(´・ω・`)


・・・というわけでキャリーをひいて吉祥寺Crescendoへ。
バンドマンの方と挨拶をするにもミキサーを引っ張っていると挨拶しやすいものです。
・・・ドヤ気味に書いてみましたが、正直きつかった。きつかったぞ(´・ω・`)
いつも機材を引っ張って歩いているいぢゃこさんバンドマンの方には頭が下がります。


この日はバンド数も多かったのですが、持ち込まれる機材も多く、
機材置き場の一角にDJブースを作るような形になっている現状非常にブースが狭く・・・
いや僕だけなら何の問題もないんですが今日はゲストDJの方がいらしてですね・・・
そんなこんなでリハーサルの方も非常に大変な状況でして・・・


結果:開場を前にしてやっと機材設置完了


うおぁああーまだ音出しとDJ操作の説明があああ終わってないー(;´Д`)


みっき〜(Vo、G∀LMET)「KOBASさんよろしくお願いします」
(|||‘A`)「よろしくお願いします」
一杯一杯のため素っ気なくてすみませんでした(´・ω・`)


まあ何とか開場までにDOUGENさん(Vo、Thousand Eyes etc...)*1RuRiさん(Syn、No Limited Spiral)へ説明を完了。
どちらの方も(ライブで見ているので)全くの初対面、お顔もわからないというわけではないですが、
事実上初めてお会いするような感じなので緊張しますね。。。
お二人とも明るく対応していただけてとても助かりました。


そして開場・・・
まずはメロディック・デスメタルクラシックのパレードから始めます。
1993年のCarcassから2013年のThousand Eyesまでメロデス20年史を辿る壮大なセトリです。

こうして聴くとBlood Stain Childはやはり異質な存在ですね(´・ω・`)

Aufheben


京都のメロディックスラッシュバンド。
クリーンは女性ボーカルのAkiさんが、デスボイスはNo Limited SpiralのRenさんがギターを弾きながら。
全体的な音像としてのメロデス色は薄めですが、世良純子(Vo、ALHAMBRA)を思わせる感じの、
ややオペラ的な歌いまわしのボーカルと激しいバック、本格的なデスが絡むサウンドは、
既にいっぱいになっているフロアを温めていたと思います。


え?ボーカルの方の容姿ですか?個人的にはどス・・・
おっと、キレイな方でしたよ(´・ω・`)

GYZE


本当は3ピースのメロディック・デス・メタルバンドなのですが、
事情があり本日はギター・ボーカル&ドラムというおよそメタルでは見ない構成で。
チャットモンチーもびっくりですよ(´・ω・`)


全体にはデスとクリーンを上手く絡めたモダンなメロデスというか。
サウンドに広がりがあり、どことなくサイバーなイメージを感じましたね。


当然同期などで補っており、また機材トラブルなどもありましたが、
およそ2人構成で演奏しているとは思えないレベル感ですごかったと思います。
ただ、2人でこれだけなのだから本来の形だったら・・・という思いは正直否めないですね(´・ω・`)


あ、ボーカルのRyojiさんの容姿ですか?
アー写がイケメン過ぎてマジで女性と勘違いされるとか、
明らかに女性ファンの方が前方に増えまくってるとか、黄色い歓声が飛ぶとか・・・
アー写だと白飛びしてかなり女性的に見えてますが、実像はカッコイイ系のイケメンでしたねえ。


GYZEさんの前は私がDJでした。
選曲のテーマはデスとクリーンが交じるメロデス/メタルコアということで。
プレーした中ではScar SymmetryがGYZEに近いタッチでしょうか、キーボード要素が多いですけど。

Another Stream


福岡のメロパワバンドとして名高かったAnother Streamですが、
ボーカルチェンジに伴い、メロデス色の強いバンドとしてメロデス祭へ登場。
先ほどとは打ってかわり野性的なイメージ、ステージングもラウド寄りなイメージを抱く
新ボーカルの方は存在感があります。
物販でみっき〜さんと並んでる姿は正にBEAUTY AND BEAST(´・ω・`)


そして吹き荒れるサークルの嵐・・・
ピットの真横にDJブースがある現況、機材を守るのに必死です・・・(´・ω・`)
福岡から出てきたというだけでなく、ステージもフロアも存在感のあるライブだったと思います。


DJ機材やDJの安全だけでなく、お客様の安全や楽しみを考えなければならない観点から、
次回はDJブースの位置を別の箇所へ移動しようと検討中です。
また、サークルから守っていただいたお客様、ありがとうございました。


このライブの前は、RYUMEIさんから推薦頂いた日本各地のメロデス等を中心にプレーしてました。
HOLYWORKS、“株式会社”Z-END、Unveil Raze・・・とレベルが高いバンドがそろい、
お客様からの問い合わせもありました。

このジャンルは比較的、非英語圏のバンドにディスアドバンテージが少ないだけに、
日本のメロデスを聞かないメロデスのリスナーや海外のリスナーにも届けていきたいところです。

DJ RuRiのお時間

メロデスとトランスが交互にかかるカオスなお時間
・・・と言いたいところですが、バンドによってはシンセサイザーが多用されるメロデスは、
トランス音楽との親和性が高いと言われております。
Blood Stain Childのようにトランスメタルという新たなジャンルを拓いたバンドもありますね。
僕はトランスに詳しくないんでまあ話半分でおながいします(´・ω・`)
RuRiさんのギャルっぽい容貌もあって非常にDJっぽいお時間でしたね。。。


少し前に事情で入りの遅れていた、WINDZORのきのっぴぃさんがDJとしてやってきたのですが、
なんでもRuRiさんは以前WINDZORのサポートキーボードとして参加されていたとのことで、
「娘」と呼んで2ショットを撮ってもらったりなど早速マシンガンぶりを発揮しておられました(´・ω・`)

SIN FROM THE RESURRECTION


名古屋のメロデスバンド。最近1stミニを発売し、新しいギタリストの方(まだ10代)も決まったということで、
充実したステージだったと思いますね(´・ω・`)
クリーンとデスのギャップを聴かせどころにするのが定番になっている現在のメロデス界では、
デス⇔クリーンのギャップの少なさはむしろ没入感を高めているように思いました。


このバンドでも激しいサークルが発生したりしていたのですが、
その実バラード曲でのギターソロ弾きまくりのパートからの畳み掛けは圧巻の一言で、
徐々に疲れが出てきた私も( ゚д゚)ハッ!となりました。
またぜひ見たいライブですね。。。

DJ きのっぴぃのお時間

色々あって・・・
・私はミキサーの前で黒子をする
きのっぴぃさんはマシンガンを片手に喋る
というマシンガントークタイムになりました。
もはやDJじゃない?細けえことは良いんだよ(´・ω・`)
なお私はここまでで既に相当数の銃弾を受けております。


とはいえ自分が語るだけでは済まさず、どんどんお客様へインタビューしていくきのっぴぃさん。
RuRiさんがセクシーな舞台衣装になった件について「お母さん許しませんよ!」と抗議したりとか。
持ち時間のホスト役を務めるのがDJの役割だとすれば、
場を支配しているのは完全にきのっぴぃさんなのでこれはこれでアリなのではないでしょうか。。。
そういやーDJプレーそっちのけでステージで踊りだすDJとかいたなー


最終的には「きのっぴぃさん!きのっぴぃさん!終わりです!」状態になるまでトークは続きました。
ちなみに流していた曲のほとんどはWINDZORの曲で、ご自身も自画自賛されておりましたが、
実際めっちゃかっこいいのでぜひ聴いてください(´・ω・`)

No Limited Spiral


大阪から慟哭のメロディックデスメタルバンドが遠征。
良く来てね?っていう話は秘密な。
今年はThe OriginやMors Principium Estとの対バンも決まっているということで上り調子が継続してますね。
むせび泣くギターとボーカル、けごい(Dr)さんの超絶ドラム、RuRiさんのキラキラシンセの味付けが
バランス良く合わさっているバンドだと思います。


正統派メロディックデスメタルバンド志向、特に泣きを重視する方には一度聴いていただきたいですね。
あとでシングル「ONYX」を買いに行って夜こっそり聴いてましたが、これもかっこよかったです(´・ω・`)

スペシャルセッション

  • Vo DOUGEN(AFTER ZERO、Thousand Eyes)
  • G Syu(SIN FROM THE RESURRECTION)
  • G TORU(TEARS OF TRAGEDY、Thousand Eyes)
  • B TaKERu(No Limited Spiral)
  • Dr KeGoi(No Limited Spiral)
  • Key RuRi(No Limited Spiral)

何この豪華布陣・・・(´・ω・`)
曲はMors Principium Estの「Pure」でした。

演奏は正式版、ボーカルはデモ版*2という変則カバーだそうです。
しかしDOUGENさんがステージに上がると、転換明けとはいえ、場の締まり方が半端ないですね。
ボーカルとしての実力もそうですが、フロントマンとしての華が多くのバンドから声が掛かる所以なのでしょう。
あと何故か半裸画像のフライヤーを作られてしまう人間的魅力な。


1曲とはいえ強烈なセッションでした。
素晴らしかったです。

G∀LMET


いつの間にかRie a.k.a Suzakuさんとか寺田恵子(SHOW-YA)みたいになっていた、
ブルータル姫・・・みっき〜さん率いるG∀LMETの皆様です。
いやー、盛り上がりますねー。。。
と同時に、No Limited Spiralと並んで正統派メロディックデスメタルだなあと。
コア系を取り込んだメロデスも良いですが、リードのクサメロが唸る正統派も良いですな(´・ω・`)


途中みっき〜さんがいきなりサビに入ったり、るきさん(G)がステージで派手に転んだり、
メッターさんが柵に飛びついたりといろいろありましたが、
最大のネタはまたしても夜バスの時間が危なくて弦楽器隊猛ダッシュで撤収ではないでしょうか。。。
そう、もうこの時点で1バンド分くらい押しておりまして・・・(;´Д`)


なお数日前まで「この後は居酒屋で夜明かし」と大変ブルータルな発言をしていた(流石に後に撤回)
いぢゃこ(Dr)さんにこの後の動静を伺ったところ・・・
い「秘密です。
と言われてしまい未だにどうしたのかは謎・・・ってまあ探るほどでもないですけどね(´・ω・`)


G∀LMETの前は私がDJでしたが、基本的に女性ボーカルのメロデス系バンドだけで固めました。
ARCH ENEMYは勿論ですが、SERENITY IN MURDERとかA DROP OF JOKERとかですね。
もう少し転換が長引いていたらThe Agonistがかかるところでした。
どろじょのLeeekをプレーした時のフロアの反応の良さは異常。
9月の目黒ライステ期待勢ですね、わかります(´・ω・`)

DJ DOUGENのお時間


まさかのVAN HALEN
原因:「和ませようと思ってやった。メロデスばかり聴いてみんな疲れてると思った。
   つーかDJ超おもしれえ」(要約)


結果:盛り上がってる


やっぱVAN HALENだなー、といいつつちゃんとエクストリームなものもプレー。
大半はエクストリーム系だったんですが、こんな時にプレーしても盛り上がるとは・・・


エディ者( ´_ゝ`)流石だよなVH(´<_` )アレ者 ともあれ、DJを楽しんで頂けるとみんな嬉しくなりますね( ´∀`) Metallicaのカバーがプレーされた時、お客様の中にラーズ・ウルリッヒ様がいらっしゃらなかったのは 残念でしたが・・・*3

XECSNOIN


というわけで大トリはXECSNOIN。
デスボイスとクリーンを使い分ける女性ボーカルUさんを擁する*4バンド。
ロディックでヘヴィでスクリームという意味でヘヴィロック系の息吹を強く感じますね(´・ω・`)
Uさんは非常に絵になるボーカリストで、このライブのフライヤー*5のモデルに選ばれているのも納得でした。


XECSNOINのステージを以ってこの日のライブは終了、アンコールはなし、後説はステージ上で。
何しろもう40分押してますからね(´・ω・`)
7バンドによる強烈なメロディック・デスメタルの祭典は幕を閉じました。

その後

通例によりその後は打ち上げだったわけですが・・・
実に20人を超えるメンバー、関係者、などなどによる大宴会となってたりして。
結局締めても終わることなく、途中私が退出した後も続いていたようです(;´Д`)
同じサブジャンルの中でこれだけバンドが集まるのも珍しいですからね・・・しかも日本各地から。
ひょっとしたら、この日は伝説になるんじゃないでしょうか。


僕にとってその伝説の幕は吉祥寺の富士そば→ネカフェでしたが・・・
まだ明日もあるんですよ。。。(´・ω・`)


続け

*1:サポート含めて多数のバンドで活動されているため省略

*2:セッション女性ボーカルがいなかったため

*3:吉祥寺のラーズはこの日ライブで不在

*4:といってもこの編成になったのはごく最近らしい

*5:2パターンあり、片方はみっき〜さん