Rude Awakening(Megadeth)

Rude Awakening

アメリカのスラッシュ・メタルバンド、Megadethのライブアルバム。

ラインナップこそ全盛期のものではないが、
アル・ピレトリ(G、ex.Savatage)ジミー・デグラッソ(Dr、ex.Y&T)とも技術的なレベルは高く
グレイテスト・ヒッツ的なセットリストも違和感なくこなしている。
デイヴ・ムステイン(Vo・G)のヴォーカルパフォーマンスも"ムス大佐としては"安定感があり、
スタジオ盤と比較して勝るとも劣らない。
ひねくれたフックあるギターリフと華麗なギターソロ、
ヘヴィなリズムが生み出す「インテレクチュアル・スラッシュ」を堪能したい。
反面観客の声がほとんど入っていない分、ライブ盤としてはいまいち熱気が伝わらない気も。

強烈なツインギターのイントロが頭を離れないDisc 1-12.や、
前半のグルーヴィーなサウンドから後半に爆発する展開が凄まじいDisc.2-9、
奇怪なリフが踊る前半パートと中盤の減速パート、終盤の壊れっぷりと語るに事欠かないDisc2-10.などは代表曲。
特に、Disc1-8.の執拗なツインリードプレー→ドラムソロ→あの伝説的なアウトロでのツインリードとつながるプレーは
一聴の価値有り。