PC復活までの軌跡。 前編〜PCが壊れる〜
宅のPCはWindows Vista SP2で動作していたのだが、ある朝突然に立ち上がらなくなった。
しょうがないので強制的に電断しリセットすると、ブルースクリーンになったあと、
画面を引きちぎるようにしてモニターがブラックアウト。
これはかなり危険な兆候だ。
だがどうすることも出来ないので、とりあえず会社へ出かけた。
暑い盛りの出来事だけにハードウェアの故障も想像され、暗澹たる心持ち。
帰宅後の調査
帰宅後、改めて調査してみる。
PCIスロットに接続している拡張グラフィックボードからDVIでモニタをつないでいるのだが、
どうも信号がモニタに到達していないらしく、電源は入るが何も映らない。
BIOSの起動画面すら映らないので、問題はソフト的なものではないようだ。
そこで回避手段を探すべく自宅の怪しい袋類を調べてみると、下のようなものがみつかった。
- Sビデオ〜コンポジットビデオ変換ケーブル
- RGBケーブル
グラフィックボードにはRGBケーブルの接続コネクタはない。
拡張ボードでなく、オンボードのRGBコネクタがあり、ネジで蓋が取り付けられているのを確認。
とりあえずネジを外してコネクタを発掘。つないでみるが、やはりモニタに反応はない。
そこでグラフィックボードを確認してみると、Sビデオ端子が存在していた。
これはと思ってコンポジットビデオケーブルを探すが、なんと家のどこにもない。
仕方ないので100円ショップへ買いにいくことに。
テレビ上の格闘
往復30分ほどかけて購入したケーブルでテレビにPCを接続すると、テレビ上にBIOS画面が。
Safeモードに切り替えてデータを救出したあと、リカバリしてみるものの、やはりうまくいかない。
どうしてもブルースクリーンになってしまうし、Windowsの修復も復元もまるで効果がない。
やはり何かハードウェア的に壊れている可能性がある。
しかもリカバリしてしまったので、せっかくさっきは起動していたSafeモードも
「Safeモードではリカバリを完了できません」とつれなく弾き返すだけとなり、詰んでしまった。
諦めて実家に預けた古いPCを送ってもらうよう泣きついたあと、BIOS画面を(テレビ上で)見ていて気がついた。
そういえば、プライマリグラフィックボードの設定をいじっていなかった。
拡張グラフィックボードを優先する設定になっていたから、オンボードの方はつないでも無視してしまっていたわけ。
だから、さっきオンボードのRGBコネクタにケーブルをつないだのに反応がなかったのか・・・
つかのまの復帰、しかし
改めてRGBコネクタに接続してみると、Vistaのリカバリが続行され、無事環境は復旧。
一安心してアップデートをかけるが、既に夜遅いということもあり、寝ながらアップデートしておくことに。
だが翌朝、アップデート後に付き物の「再起動」をしてみると、やはりブルースクリーンに。
出社→帰宅の一連の流れを経て再調査してみると、驚愕の事実が発覚。
「リカバリ直後は正常に動作するが、再起動すると100%の確率でブルースクリーンになる」
正直なぜそんな現象が起きているのかまったく理解できなかったが、
とりあえず退避したデータを古いPCに移動し、お金が入り次第新しいPCを買うとするよりほかなかった・・・
つづく