9/4 FチョッパーKOGA 教則DVD先行発売イベント@秋葉原 MUSIC VOX

FチョッパーKOGAのスラップ・ベース楽ちん☆フレーズ集 [DVD]

FチョッパーKOGAのスラップ・ベース楽ちん☆フレーズ集 [DVD]

秋葉原 MUSIC VOXで行われた、Gacharic Spinが誇る凄腕スラップベーシスト、FチョッパーKOGA先生の教則DVD先行発売イベントへ。


今回のイベントでは、9/10正式発売の第二弾教則DVDを先行発売する外、
購入者へは以下の特典が。

  • サイン入りポスター、新デザイン*1
  • オフショット&ベース回し講座DVD
  • 2ショット撮影*2


内容としてはこんな感じ。

  1. FチョッパーKOGAベースソロ(会場内を歩く)
  2. 教則DVDの説明
  3. FチョッパーKOGA先生によるベース講座
  4. 質問コーナー
  5. FチョッパーKOGAベースソロ(Reprise)
  6. DVD購入者に対するサイン会、2ショット


なお本イベントは、レポーTOMO-ZOの手によって逐一進行が報告されている。


開演前にレポーTOMO-ZOに挨拶に行き、DVDを購入して、いよいよスタート。
通路側後方に陣取ったところ、斜め右後ろが美人社長、その右横がレポーTOMO-ZOという良くわからない展開に。

FチョッパーKOGAベースソロ〜ベース講座

そんなわけでまずはKOGA先生が、ご愛用のバッカスのベースを弾きながら会場を練り歩く。
いつも通りスラップを交えながら、自然と頭の振れるメロディアスでグルーヴィーなベースソロ。
単にスラップが出来る、早く弾ける、というだけに止まらず、聞いていて気持ちのいいベースプレー。


そこから教則DVDの説明と相まって、サムピングであるとか、プルであるとかの説明をするのだが、
確かに話を聞いていると複雑な事は何もしていないものの、血が逆流するようなフレーズの連発。
単純に指が動く動かないの話だけでなく、フレージングについても練り込んでいることを感じさせる。
テクニシャンである以上に、自分のベースプレーでどう表現したらいいか、を真剣に考えているんだなあと。
「教則DVDって、私もたくさん見たんですけど、途中のプレーで挫折して、最後まで見ないで終わっちゃうことが多いんですよね。」
「最後まで楽しんで練習してもらえるようなDVDを目指して作りました。」
という言葉にも説得力がある。

ベースレッスンを受けてみる

と、ひとしきりKOGA先生の解説を受けた後、初心者限定でベースレッスンを受けるコーナーに。
とはいえこの手のコーナーにありがちだが、流石に自分から行こうという猛者はいない。


俺が行かないと話が回らないか・・・


どういう風に使ったって同じ時間だ。
忙しくて疲れも溜まっている中やってきて、DVDも購入している。
元よりベースに何の興味もないわけじゃないんだから、むしろ行くべきだろう、
弱々しく挙手。


結局僕しかいなかったので、檀上にてKOGA先生のマンツーマンレッスンを受けるSEXYプレイ。
しかしまあ、ギターは持っているので構えは出来るが、スケールがギターよりも長いし、
どこを弾いていいのかさえピンとこない。


まずサムピングから始めるが、なかなかうまくできず後ほど楽器経験者の友人からブーイングを受ける始末。
「弦を押して弾く」イメージだったのだが、それは初心者がやりがちなミステイクだそうで、


「目の前に空き缶があると思って、手首を回転させてみる」
「自分に一度手のひらを見せる*3くらいのイメージで、
 スナップを効かせて回転させて弾く」
「弾いた後、次の弦に指を着地させる」*4
というのがKOGA先生的なスラップのやり方だそうで、
言葉は非常にわかりやすいし、指導も丁寧にしてくれるのだが、上手く指の動きにフィードバックさせられない。
ていうか膝ががくがく言ってるんですけど。


続いてプルの練習。これはまあ、普通に人差し指で1弦を弾いて弾けた。
スラップベースをやる上では、サムピングとプルを上手く連動させて、
親指と人差し指はカップルだ
というくらいにしていく必要があるそうなのだが、やっぱり上手く連動せず。
他の弦も鳴ってしまってキレイな音にならなかった。


次回イベントがあったときまでの課題ということで、コードEのオクタ弾きを出題された。
7フレット3弦と9フレット1弦を押さえて、3弦をサムピングで1弦をプルで弾く。
「この練習を一日5時間やってください!」
Oh Yeah、帰宅時間が1時を回る僕じゃ普通に無理よ〜★


言葉にするとすごく分かるのだが、なにしろガチガチな上がくがくだもんで、
親指を反らせながら「固いですね!」と先生に言われる始末。
一応ギターコードの練習はしていたので、もう少しマシかと思ったが、人生初ベースは甘くはなかった。
最低でも、ステージに上がる人間としてはダメダメだなあ、と。
レッスンの感想としては、KOGA先生はすごく丁寧に教えてくれたし、言葉もわかりやすいのだけれど、
それを体にフィードバックさせるのは難しいなあ、という感じだった。
だから練習、練習なんだよね。KOGA先生を含めたプロのプレーヤーでさえも。


それと同時に、KOGA先生は初心者の僕がやる失敗に多く共感を示してくれた。
ロックベーシストとして既に「際立って優れたレベル」になっているにも関わらず、
この人の中で「上手くプレーが出来なくて悪戦苦闘していた初心者の自分」は生きつづけていて、それがレッスンを続けるごとに
すごく説得力を感じさせてくれたのだろう、と。
KOGA先生は音楽経験者ではなく、まさに練習練習の積み重ねで叩き上げてきたベーシストと聞いているが、
派手なプレーやルックスだけでなく、こういう人間としての滋味のようなものももっと伝わってくれたらと。
普段腐ってるだの営業だのと茶化してますが、そういうところはすごい好きです。


僕自身、ベースが上手くできないのはまあ当たり前として、流石にもう少し色々なめらかにやれなかったかな、と反省しきり。
とりあえず、頑張ります、先生!
まずベース買わなきゃだけど。つーか、今の家の防音性能じゃ弾けねえよ・・・

ベース講座のつづき

僕の次は少し腕に覚えがありそうな人が登壇し、ゴーストの説明。
こういうフレーズを上手く取り入れて、実音と混ぜるおもしろいよ、というお話。


最後は「TOMO-ZO(G、Gacharic Spin)が大好き」という司会のお兄さんが
「本当はTOMO-ZOさんがいたら登壇してもらおうと思っていたんですけど・・・・」
「まさかこの中にいらっしゃいませんよねー・・・」
まさかいるわけないですよねー。


ありのままに今起きたことを話すぜ。
お、俺の斜め後ろで立ち上がったTOMO-ZOがポーズを取っていた・・・
何が起きたのか俺にも全くわからなかった・・・
キュートとか眼鏡とかそういうちゃちなもんじゃない、
本物の魔法を味わったぜ・・・


というようなノリでTOMO-ZOがスラップ講座を受けているのを迎え撃ったため、
「kobasさんのTOMO-ZOが出てきたときのテンションがおかしい」
「ステージにいるときと違いすぎますよ・・・」
と友人につっこまれた。
のでTOMO-ZOのスラップコーナーについてはやや押さえ目で。


まあ流石に俺よりはずっとマシなものの、やはり上手く音を制御できず。
「最初はTOMO-ZOとか『本名*5』さんみたいに、キレイな音が出ないと思うんです」
「何が正しい音なのか分からなくて大変でも、ある時キレイな音が出せて、楽しくなって、また壁にぶつかって、の繰り返しです(笑)」
「スラップベースをやる上で、大切なのは「諦めないこと」です!」


最後はなぜか通路際のガチャマン一同TOMO-ZOとハイタッチで終了。
ちなみにその後、TOMO-ZOとの間で「ベース難しいですよねー」「難しいよねー」というトークに発展したのは言うまでもない。
そのうちArmmyと3人でチョッパーボンバーズでも結成するか。

質疑応答コーナー

「サムピングのアップダウンのコツを教えてください」なんてテクニカルな質問が飛び交う質問コーナー。
中ではわざわざ生声でベース回しを実演しながら、
「この軸になる肩のポイントに集中してください!」
「下手に力を弱めたりすると回りきらないか、後頭部にぶつかるので、後ろに放り投げる感じで回してください!」
「ボストンバッグに布団を詰めて回す練習をするといいらしいです」
と熱弁をふるう一幕も。


特に記憶に残っている話としては、弦の話。
KOGA先生はエリクサーというコーティング弦を使っているそうだが、3公演もすると張り替えるらしい。
「やっぱりスラップバリバリやるんで・・・」
「私たちにとっては100公演以上もあるライブの1つでも、その人にとっては最初の1公演で、
 最後かもしれないじゃないですか。
 だからMAXを見せたいじゃないですか。」
流石の言葉さえ程遠い。「当たり前」ですよね先生。


最後は手前味噌なのだが、自分から「ベースプレーをする上でバンドの中で気を配っていること」を。
押し引きだと思います。」
「ここはギターを聞かせたい、となれば、それを生かせるフレーズを考えたり。
 ここは弾くべきだというところでがっつりプレーすることでインパクトも残せますし。」
「とにかくスラップしたいんでしょって言われることもありますけど、全然弾かないことだってあります。」
「だから、押し引きだと思います。」
内容は実はベースマガジンで話していることとほぼ一緒なのだが、
僕はGacharic SpinのベーシストとしてのKOGA先生が好きなので、KOGA先生がGacharic Spinの中で
どういう思いでプレーしているかを聞いてほしくてあえてこういう質問にしました。
しかし、ブレねえな。

終わりに

結局最後は例によってNプロデューサートークショーに突入。
ガチャマンからベースを借りてスラップベースをやるシーンありつつひたすら常連いじり。


TOMO-ZOはチケット物販のかたわら、ファンの応対。
僕も大分話したのだが、量が多いので省略。
とりあえずサンダースネークは白紙状態ということは伝えておいた。*6


KOGA先生にはサインと2ショットをしてもらい、あとは雑談程度で終了。
まあ色々はなしたいこともあったのだが、そういう時に限って言葉が出てこないんだよねえ。
Xperia Acroの起動が遅くて困るという良く分からない雑談をかました。
「練習してください(笑)」
「はい(笑)」
まずは練習用の環境からだよね。


普段さんざんいじり倒しているが、KOGA先生がいかに真剣に音楽に取り組んでいるか、*7
というポイントを語る上で、この一連のイベントの模様は伝えたかったので、個人的に行けてよかった。
まさか自分が生徒になるとは思ってもみず、思ったとおりアレな生徒だったが、
色々とKOGA先生を理解することもできて良かったと思っている。


アイドルとしての推し度は一切変わらないんですけどね。


次はサンダースネークかメスカリンドライブか。
練習どころか環境構築さえ出来ない現状、KOGA先生からの追求をどうやってかわすか。
そして熱放出でやられているうちのPCはいつKOGA先生のDVDを再生するのか。
おもしろくなって参りました。。。

*1:サインはDVDケースなどにしてもらう人も

*2:カメラは持ち込み

*3:いわゆる「ニコチャンマーク」の説明

*4:これはTOMO-ZOも難しいと感じるそうだ

*5:HNを言ったが伝わらなかったので、面倒くさくなって本名にした

*6:なお、Gacharic Spinの出演順もまだ不明のよう

*7:逆に言えば、それを知っているからみんな安心していじり倒しているともいえる