Gacharic Spin 12/17@名古屋 E.L.L

タイトル未定

タイトル未定

デジタルガールズロックバンド、Gacharic Spinの名古屋でのライブへ。
バンドメンバーの誰かが教則DVDを出しているテクニシャンの宴、「凄腕弾丸ツアー」の3/4日目。


大分遅いアレになりましたが、本公演中FチョッパーKOGA(B)先生から公表があったので。
2/15にGacharic Spin 4thシングルが発売されます。
これに伴うレコ発ツアーも行われます。



セットリストはこちら。

文字起こしとアンコール。

  1. I'm Sexy
  2. ハンティングサマー
  3. 雪泣くメロディー
  4. どうする事も出来ない愛の行方
  5. Lock On!
  6. Ben-Jan-Dan
  7. Broken Lover

En.Across The Now!
WEn.More Power

ライブ前

ELL系列はどこもそうだが、小さい規模でも段差とロッカーを備えているのがユーザーライクだと思う。
もっとも今のような規模のライブハウスだと、かなりの人が当たり前に荷物を端や前に放るので*1
使う人はさほどいないのが現実だけどね・・・


E.L.Lへ開演間際に入り、階上のロッカー前でごそごそやっていると、急にピンクの人が出てきたので反射的に「おつかれ!」と言ったら
TOMO-ZO(G)が「お疲れ様です!」と手を振ってくれたまま走り去っていった。
プチとも充w


その後荷物をまとめていると階上の控え室から「SEXY- Fu-」という女性の声が*2
確実にSEXYが浸透しているようだ。


今日はあまり人を集める事が出来なかったのか、スタンドのフロアに椅子配置という珍しい構成。
というか「元々Ell Fits All*3って聞いてたんだけど・・・」とFチョッパーKOGA先生が言うくらいだから、何か色々会ったんだろう。
階下に降りて歩いて行くと、yukiさん(G、D_Drive)がセッティングしていた。
何で分かったって網タイツという残念さ。

D_Drive

一番手とは思っていなかったが、Seijiさん(G)を見るフリしてyukiさんをガン見する高等プレー。
と見せかけて実は一番推せるのはベースのShimataroさんであるという超高等プレー。


今日は超絶プレーの嵐というよりはメロディアスな雰囲気の曲が多かったように思う。
新曲の頭でyukiさんがタッピング連打で弾く東洋的なメロディのプレーを聞きながら、
「あー、「Eclipse」(Yngwie Malmsteen)の頭をライトハンドで置き換えたらこんな感じになるかもしれない」とか。
ニゾン中二人のギタリストを見ていたが、yukiさんがかなりSeijiさんの手元と自分の手元を行き来するのに対し、
Seijiさんはチラ見する程度でユニゾンを決めているというのが渋かった。
こんな超人ギタリストを常時せいじちゃん呼ばわりするGacharic Spinってなんなんだ。


ちなみに今日はインストバンドという形式を取ったことについて、
「より楽器に興味を持ってほしい、プレーヤーが増えてほしい、という思いからこういう形をとった」
という話があって、なんでインストなんだろう、という疑問が氷解した。
バンドといってもボーカル以外はほぼ注目されないバンドなんてもう無数にあるからなあ。
楽器隊のミックスも引っ込んでいることが多く、フラストレーションがたまったライブに幾つか参加しているし。
そういう意味でインストという形態は、聞いてもらうのが難しくとも、彼らにとり適切な形なのかもしれない。
その辺、テクニシャンを揃えながらも、ボーカルにかなり目を注いだGacharic Spinとは道を異にしている。
いやアレでもKOGA先生はボーカルありきと考えてたらしいんですよ。
まあアレとよく言われるけどアレはアレでアレだと僕はアレしてるんですよ普段から。


そこらへん、MCをyukiさんがすることが多く、とちった時に思わず
「かーわーいーいー!かーーわーーいーーいーー!」
と脳内で絶叫してしまい、あまりの残念さに俺はもう彼女の話をしないほうがいいと思いました。


実際後ろ指を指されるのを承知で書けば、yukiさんについてはギターアイドルとしては推せるけど、
ギタリストとしてはさほど推せないというのが正直なところ。
テクニックがどうとかじゃなく、単にD_Driveでのプレースタイルに対する好みの問題かな。
そして自分自身のどうすることもできない残念さの行方。
笑うがいい。声を上げてキモがるがいい。

CIGARPOCKETS

多分メタリックな要素のあるJ-POPロックを志向したいのだと思うが、サウンドが今一つ拡散しすぎていて、
整合感のないちぐはぐな音になってしまっているのが・・・
ボーカルのnonさんも本当はもう少しまともなはずだと思われるのだが、
そんなサウンドもあって何かすっぽ抜けたようなボーカルに聞こえてしまっている。。。
ステージを見ていると人の良さが伝わってきて、あまりアレしたくない気持ちでいっぱいになるのだが。
Twitterなどなどの書き込みを見ていても人のよさが滲み出ているのであまりアレしたくないのだが。。。
YUIさんのギターもミックスが引っ込み気味であまり聞こえないし、何かと残念だなと。


思っていたが、ギターソロに突入すると同時に僕は一人のマイケル・シェンカー信者に変貌していた。
赤いフライングV、フェイバリットにマイケル・シェンカーを挙げるところからきっと神の影響を受けているに
違いないと思っていたが、
ここまで琴線に触れる泣きのギター、構築間のあるソロを奏でてくれるとは思わなかった。
ボーカル裏に当ててくる裏ソロのメロディの煽情力は、過去聞いてきたバンドの中でも有数じゃなかろうか。
というか「うおおここでボーカルの裏でソロぉぉぉ」と思う所でピタッと弾いてくれるのが
気持ちよくてしょうがない。
そんなわけでひたすらエアギターの嵐。


それだけにサウンドバランスがもう少しギターオリエンテッドだと・・・
ちなみにYUIさん自体は見た目はヤンキーだがキャラもルックスも好感の持てる可愛らしさだった。
でも女性で神のフォロワーだから萌えるとかそういう気持ちには全然ならなかったなあ。
神のみ前では男女の別なしということで。


ライブ自体は最初こそ微妙な雰囲気だったが、途中の執拗な煽りタイムから結構盛り上がり始める。
ただ周りの意見を聞くと、アレなので無理矢理にテンションをあげたという意見も。
僕は普通に盛り上がったが、上手い客煽りではなかったかな。
とりあえずお約束だから、という感じでは全然なくて、そこは好感もてたけど。


酒井愁さん(Dr、ex.AION(!))のヤンキー煽りタイムを経てラストは「Sparkle」。
このメロスピ的なクサメロがたまらないので頭をガンガン振る。
なんだかんだで個人的には大分楽しんでしまった。。。

安達久美 KUNOICHI JAPAN

時々エアギターしながら余裕の大人見。
しかし今日は座り席でセットチェンジ中休めているせいかこの渋いブルース・ハード・インストが
非常に味わい深くまったりと堪能。。。
バンドリーダーは安達さん(G)なので、その時にケレンがあり時に渋いギタープレーもそうだが、
わざわざオーディションでという選んだリズム隊も良い味を出しており、大阪で聞いた時よりかなり印象が良くなった。
僕はあまり飲めないが、多分酒飲んで聞いたらえらいここちいいと思うわ。


Jumpin' Jack Flushはちょっとだけ声を出して歌ってみる。
本当はこういうコーラスの分かりやすい曲はオーディエンスに歌わせたほうが良いのだが、
ローリング・ストーンズの曲ということを知らないで聞く人も多いだろうからねえ。

Gacharic Spin

というわけでGacharic Spinのステージ。
今日はまずいきなりKOGA先生が以前はな(Dr)がよくつけていた貝殻をつけて登場。
更にTOMO-ZOがはながドラムソロで使う*4カウベルをつけて登場。
何がやりたいんだコラ。
まあTOMO-ZOが可愛いから許してやろう。


本ツアーは同じバンド構成(大阪京都はシガポケはいないといっても)で周るということもあるのか、
かなり「勝ちに行く」スタンスが見て取れる。
もはやFチョッパーKOGAのベースと同じくらいフレーズがひとり歩きしてしまった「SEXY」アンセムである
「I'm SEXY」がど頭にある構成からしてもそうだし、
TOMO-ZOならではのテクニカルかつ構築感と高揚感のあるギターソロを持つ「どうすることも出来ない愛の行方」や「Broken Lover」、
各員のソロタイムを折りはさんでいる「ハンティングサマー」と「Ben-Jan-Dan」、と。


別にここまでしなくても普通に印象勝ち出来るんじゃないだろうかと思わんでもないが、
テクニカルな演奏をウリにするインストバンド相手に「テクニカルな演奏力のアピール」でも勝つ、
当然ライブの熱さ、ステージの激しさ、ついでに物販でも勝つ、という容赦のなさ。
そういう全力さがGacharic Spinの最大の強みである、というか、熱烈なファンを生み出す要因になっている。
それがじわじわと広がっていくのを見つめている昨今。


そういえば今日はアンコールがAcross The Nowだったから余計だが、TOMO-ZOのギターソロのある曲ばっかりだ。
もうチョッパーとSEXYだけがGacharic Spinのイメージだった時代は終わりを告げようとしているんだね★
(決めポーズで


まあ実際のところ、TOMO-ZOの骨の太いプレー、ソロフレーズの構築間とタメ、トーンの「艶」、
ライトハンドとメカニカルな華やかさ、裏で奏でるリフワークの力強さ、
何より「Gacharic Spinという音の洪水の中で、自分のギターで何を表現し、どう表現するか」を
誠実に追い求める姿勢にはもっと注目が集まってほしいと思っている。
それは「テクニックのためのテクニック」から何歩も進んだ考え方だ、と思っているから。


そして今日もArmmy絶好調。
「くのいち〜★」「ヤンキー〜★」「せいじちゃんも〜★」
なぜ一人だけ個人名なんだ。
つられてKOGA先生まで「くのいちとかヤンキーとかせいじちゃんとか色々いるけどー」とか言い始める。
ていうか後でD_Driveとの集合写真を見たらSeijiさんがセクシーポーズ的なポーズを取っていた。
ああSeijiさん、このツアーが終わったら関西を代表するSEXYギタリストになってしまっていないか心配です(涙)


アンコールのAcross The Nowが終わった後、ノリで始めたもう一回コールからのMore Power。
AメロでTOMO-ZOがステップを踏むのを見ながら、周りにあまり人がいないので(端の方なので


満を持して本気の「ももクロステップ」!
TOMO-ZOも「ももクロステップ」!
同日ZeppNagoyaで公演中!!


あ、要するにLosT AngeLでTOMO-ZOがやってるステップです。
何を隠そう、TOMO-ZOはももいろクローバーZのファン。
そんなわけで日に日にあのステップの足が上がり続けているのです。


ついでにKOGA先生が来たので、まさかの上手で「FチョッパーKOGA直伝」スラップ式エアベース。
後で「ベースの練習しろよ!」と怒られる危険と諸刃の剣!
素人にはお薦め出来ない!!


その流れでMore Powerのソロ。
というかアウトロギターはメロディをなぞるだけのもので、
ギターフレーズとしては一番シンプルなものの一つだと思うのだが、言うてもこのパターンが気持ちいいんだよなあ。
そりゃフレーズの入りに「ともぞー!」って言ってしまうわけです。


最後は最上手から必死に手を伸ばしてハイタッチに参加。
Armmyとはアイコンタクトして必死にやってもらう。
KOGA先生にはアイコンタクトせず必死にやってもらう。
必死これ重要。
でも「必死にやったのに無視」が一番ヲタとしてあるべき姿なのではないかとか。
あー、強化されすぎてるなあ。


物販コーナーへ向かう途中も罠だらけで、危うくD_Driveやシガポケやくのいちにひっかかりそうだったが無事到着。
というか大盛況。
そうだろうそうだろう。
それは良いけど「セットリスト撮っていいですか?」とか「これにサインしてもらって大丈夫ですか?」
とかみんなして俺に聞くのはやめてくれ。
俺はただ待っているだけのヲタです。。。
聞くならジャーマネのるー様に聞いてください。。。


限定フォトは早々になくなってたので、Virgin-Aを購入。
TOMO-ZO「持ってなかったんですか?」
いやいや、今年一番聞いたアルバムだよ。
でも実はタワレコで買っただけで、物販からは買ったことがなかった。
その他のシングルは物販で買っている。。。
なので、記念に買い求めておこうかと思っていた。


定型通りに褒めた後、「頑張ってももクロステップを極めましょう!」と言ったら
「(ももクロは)あの反りっぷりがすごいですよねー」
「しかも外側だし・・・」と完全にTOMO-ZOが向こうの世界に行ってしまったので
「そういや今日ZeppNagoyaでやってるらしいよ」「いつか対バンできるといいね」と引き戻した。
「本当ですか!すごい好きなんです!!」「対バンできるのを目標に頑張ります!!!」
と完全にドルヲタモードに入ってしまったTOMO-ZOを尻目に、
今までボーカルが苦手で避けてきたが、そろそろももクロZを真面目に聞かないとなあと決意を固める夜でした。
時々見せるやや残念な部分がTOMO-ZOの魅力を押し上げているというか。
まあとりあえずこれで俺たちの夢が一つ増えた。


ちなみに、これで同じライブ会場のステージに立ったことになった。*5
メロン記念日とも同じライブ会場のステージに立っている。
過去と未来を繋ぐ道の上に僕らはいる。


2/15に新譜の発売が決まり、今日KOGA先生から告知があった。*6
レコ発ツアーも決まったのだが、このバンドは毎週ライブをやってるのが普通になっているのでさほどwktk感はなく。
もはや日常生活の一部ですらある。
なので日程が空けば空くほど日々の楽しみは増える。
果たして次の新譜、レコ発ツアーはどうなることやら・・・


KOGA先生にデコ出しの可愛さを訴えるも華麗にスルーされる残念な出待ちタイム終了後、
D_Driveのメンバーが帰阪のため登場。
「まさか見送っていただけるとは。ありがとうございます」と朗らかな笑顔でshimataroさんに挨拶される。
不思議な魅力のある人だ。
ライブ中はすごいベース弾いてるのに。


また来週とお見送りし、いよいよ弾丸ツアーも佳境。
この日は結構久しぶりの顔も多く、最近ファンになったという人とも行きがかりで多く話した。
俺達の戦いはこれからだなあ。。。

*1:当たり前ですが、非推奨行為です。。。

*2:勿論本人ではない

*3:こないだワンマンをやったところで、規模的には2/3くらい

*4:Ben-Jan-Danの録音時はTOMO-ZOに被らせて叩いた

*5:10/1にプレーしている

*6:まだArmmyの歌どりは途中とか本人が茶々を入れていたが・・・