ロック・スター
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2002/07/05
- メディア: DVD
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ヘヴィメタルバンドであるJudas Priestを巡るロブ・ハルフォード(Vo)の脱退と、
ティム・"リッパー"・オーウェンズ(ex.Judas Priest)の加入劇をモデルとしている。
ヘヴィメタルバンド「スティール・ドラゴン」のトリビュート・バンドでボーカルを取っていた主人公だが、
その偏愛っぷりが災いしてバンドから追い出される。
しかし前ボーカルを追い出そうとしていたバンドは主人公を次期ボーカルにと考え、彼に誘いをかけた。
首尾よく次期ボーカルとなった主人公は、支えてきてくれた恋人エミリーの存在を忘れるほどに
狂乱のロック・ワールドに巻き込まれていく・・・
どぎつい下ネタ、単純明快なストーリー、派手なステージ・パフォーマンス。
どれをとっても素晴らしきアメリカ製のB級映画、その様式美と呼んで差し支えない。
全体を通せば、MTVを通してLAメタルのロック・スターにかぶれた人々への面当てこそが真のメッセージではなかろうか。
HMファン的には全編に満ち溢れたハードロックサウンドの数々も聞き所の一つ。
勿論正統派ヘヴィメタルではなく、LAメタル寄りのサウンドだが、その再現度は高い。
何しろボーカルはジェフ・スコット・ソート(Talisman)やマイク・マティアビッチ(SteelHeart)だし、
ギターはザック・ワイルド(ex.Ozzy Osborn)で、ベースはジェフ・ピルソン(ex.Dokken)、
ドラムはジェイソン・ボーナム(ex.Foreigner)・・・とそうそうたる顔ぶれ。
テーマソング的バラード「We All Die Young」は最近、Eden's Curseにカバーされている。
劇中で流れる既存曲も、AC/DCや、Bon Jovi、Def Leppardと80年代HRの定番ぞろいで文句なし。