ハロプロパーティー2005〜松浦亜弥キャプテン公演NEO〜から5年

ハロ☆プロ パーティ~!2005~松浦亜弥キャプテン公演~ [DVD]

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あれは2005年の秋だった。
全38公演、18都道府県、3ヵ月に及ぶキャラバンの日々。
松浦亜弥を中心に、メロン記念日がおり、W(辻希美加護亜依)がいた。
時に悩み、傷つき、旅の終わりにはみんなボロボロだったけれど、二度と訪れないあの時を生きた。


多くの人にとってはそうでなかったけれど、僕にとっては、「伝説」と言えるほどの輝かしい日々だった。
二度と訪れないあの時を、僕もまた、全力で生きた。


何故こんなにも忘れられないのか、一生懸命考えてみた。
あの時が一番ヲタとして輝いているときだった、と、答えは帰ってくる。


ステージには美しく、そして強い、七人の仲間たち。
激しく感情のほとばしるライブシーン。
一歩会場から出れば、自分を取り巻く多くの友。
心から好きだった。誰にも胸を張って語れる何かが、そこにはあった。


いつしか自分をヲタと呼ぶにも、全てが遠くなってしまった。
未来はまだ、見えない。
そして一人でも、ない。


夏の終わりが近づくと、夕暮れの風に、全てを思い出す。
僕を囲む人の群れの中から、遠い星を思うように、彼女たちを思う。
あの頃の友を思う。


奇跡が起きても、もう二度とは帰らない日々
だからこそきっと、忘れないと誓っている。
そして今を、生き続ける。


あの頃と何も、何も変わっていない。
きっと。