マリアンヌの恍惚(キノコホテル)
- アーティスト: キノコホテル
- 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
- 発売日: 2011/04/06
- メディア: CD
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GSからの強い影響を全面に押し出すバンドだが、「支配人」マリアンヌ東雲(Vo、Key)の奏でる艶かしいまでの
ハモンドオルガン、力強くジャムるリズム隊、イザベル=ケメ・鴨川(G)の怪しげなファズ・ギターに
Deep Purpleの眷属的なオーラを感じたい。
コメディ寸前、歌謡曲むき出しの歌詞、イロモノ然とした姿形、そして何よりマリアンヌ様独特のあのムンムンした声は
好き嫌いの分かれるところと言えるが、歌謡曲の持つムードとロックの衝動が混じり合う充実の一枚。
あえて言うならコンパクトな一曲に欠けるのがアレね。
シングルにもなった3.は比較的コンパクトにまとまり、激しさを感じさせるなかなかの一曲。
5.は「Planet Caravan」を思わせるドゥーミーでゆったりとした前半部から、急激なジャムパートに展開する佳品。
あと、タワレコ限定でもらえるCDに入っている「砂漠」もいい感じにジャムっている佳曲なので是非。