Gacharic Spin ライブDVD発売記念イベント@秋葉原MUSIC VOX→渋谷TOWER RECORD STAGE ONE

Gacharic Spin 1st Anniversary LIVE~衝撃!笑撃?SHOW劇~ 完全版 [DVD]

Gacharic Spin 1st Anniversary LIVE~衝撃!笑撃?SHOW劇~ 完全版 [DVD]

ギャル系ロックバンド、Gacharic SpinのライブDVDが発売になるということで、
昼は秋葉原MUSIC VOXでアコースティックライブ(無料イベント)、夜は渋谷TOWER RECORD STAGE ONEでライブ&握手会。
さらっと二本がけ。


秋葉原MUSIC VOXは、LAOXが経営する楽器販売店LAOX MUSICVOX」の10Fにあるイベントホール。
ただのイベントホールに椅子を並べただけで、段差もなくステージもさほど高くない。
駅からは近いが、いわゆる「電気街」とは逆方向にあるので注意。


渋谷TOWER RECORD STAGE ONEは渋谷タワーレコードの地下にあるライブハウス的なスペースで、
紙コップにソフトドリンク程度ながらドリンクコーナーもついており、かなり本格的。
キャパシティとしては数百人くらい入るのではないだろうか。
この手のライブハウスとしては珍しい、横が長い会場。

秋葉原MUSIC VOXにて

「アイドルヲタ界の定石」に則って、開場1時間半前に待ちポイントである7Fにいってみたが、人の気配は特になし。
後々思うと、正確な待ちポイントであるエレベーターホール横の階段には人がもう並んでいたのかもしれないが、
「まあ、あまり人もいないみたいだし」と、昼食を取りに外へ。
バーガーキング後に戻ってくると、ちらほら人がいたのでそのまま並ぶ。
こんな調子でも結局最前列(最上手だが)だったのでそんなもんかなあ、とか。
とはいえ、開始前に振り返るとそれなりに人が入ってたりする。
「当初あまり人がいないが、なぜか開演前くらいにはフルハウス近くになっている」のがこのバンドの謎。
席にはアンケートが置いてあり、トークイベントの質問が書けた。

トークイベント

四人着席でのトークイベント。はな(Dr)だけ変な四角い箱に座っているのだが、これは後述。
司会は彼女らの教則ビデオを出しているアトス・インターナショナルの人。
「みんな!ココリコの田中よ!」とArmmy(Vo)にからかわれていたが、まあ顔立ちは似てるかな、とか。


個々人に対していろんな質問が飛ぶのだが、話題的にはやはり演奏技術とか、機材の話題中心。
普通の質問は唯一教則とは無縁のArmmyが対応したり。
「はなさんに質問ですが、チャイナ*1が高い位置にあるのはどうしてですか?」とかね。
これは何となくだそうだが、説明の過程でドラムセットを組む際、非常に見栄えを意識して組んでいることが分かった。
「ギターの早弾きは努力でどうにかなりますか?どうしたらギターが上手くなりますか?」
「ギターの早弾きは努力でどうにかなりますが、私の教則DVDを買うと上達が早いと思います!」
というようなTOMOZO(G)先生の模範的営業トークなんかもあるけどね。

一緒に弾ける!ロック・ギター超入門 [DVD]

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↑ちなみにこれ。


「TOMOZOのギターストラップが、ストラップピンじゃなくてガムテで止めてあるのはなぜですか?」
という質問には、「回したときにストラップが外れないように、強度維持のため」という話が。
「皆さん思ってるよりガムテって強力なんですよ」とFチョッパー古賀(B)先生。
「ステージ上で飛んで行ったり、客席に飛んで行ったら大変なので、ガムテチェックは念入りに行っています」とのこと。
ギターが直撃してアレしたらリアル「ギター殺人事件」だなあ、とはさておき、
楽器でお客さんをアレしていいのは故シド・ヴィシャスだけです。


質問コーナーのラストはメンバーそれぞれから。
セクシーなArmmyさんからの質問「Armmyのそっくりさん、たかえ*2についてどう思いますか?
「キモイ」「暗い」「口癖が「すみません」しかない」
観客の半分ぐらい失笑。


僕の質問も読んでは貰ったんだけど、あまり芳しい結果を出せなかったんで省略。
とりあえずArmmyには頭を下げときました。


このあと、2/13に行われた「スゴ腕ガールズ」の出演者全員サイン入りTシャツがもらえるジャンケン大会。
勝ち残ってゲットしたのはいいんだけど、洗濯出来ないし、使いようないんで大変困惑したままです。

アコースティックライブ

演奏が始まって、はなの座っている四角い箱が「カホン」というアコースティック打楽器であると判明。
4日くらいの練習と、教則DVDを出している仙道さおり先生への訪問でモノにしたようだが、
世の中天才っているんだなあ、とふと。


曲は、「雪泣く〜setsunaku〜メロディー」「ピアス」「虹」と、バラード系の曲を。
アコースティックの優しさに沈んでしまわない、確かな熱気がステージを満たしていた。
TOMOZOの弾くギターリフはアコギでも気をそそるものがあって、やっぱロックギターはリフだよなあ、とか。
「今日はこんな感じですけど、いつもはエレキとか使ってがっつりやってるんで!」
とチョッパー先生のアピール。
だったら何でアコースティックだったのかなあ、と、まあ思ってしまったりしまわなかったり。


この後、ライブ&教則DVDをその場でお買い上げた客には握手会があったのだが、僕は買ってなかったので一時帰宅。
Tシャツ貰ったんで荷物がぱんぱんだったのもあるけど、そもそも、夜のイベントのためにライブDVDはもう買ってあるから、
2枚はいらないんだよね。
でもまあ、せっかくだから握手しといても良かったかなあ、とか。

渋谷タワーレコードにて

15分くらい前に行ってみると、誰も集合場所にいないので、既に数分タワレコで時間潰しをしているが
更に時間を潰すことに。
10分前になるとちょこちょこ人が集まり、集合場所は一杯に。
なぜか予約特典を受け付けていた渋谷・新宿・秋葉原のそれぞれの店舗ごとに並ばせるという良くわからない仕切り。


中に入ってみると、流石にお客さんが足らないようで、前の方こそそれなりに人がいるものの、後ろはぽつりぽつりといった調子。
まあ、総動員力といちいちタワレコで予約しなければいけないところを考えるとこんなもんだろうか。
「みんなはGacharic Spinの宣伝隊長だからね!」とチョッパー先生のお言葉だが、
とりあえずまず、どこでもCDが買えるように、メジャー流通のディールをアレしてほしいなあ、とか。


曲は「More Power」「LosT AngeL」「雪泣く〜setunaku〜メロディー」「ハンティングサマー」「Lock On!」といったところ。
サウンドの作りは歌モノベースだが、楽器隊の主張がしっかり伝わるようにもなっていて、
「狂おしいほどに弾きまくるサウンド」と「歌謡曲的なメロディ」が、構築感を持って表現されている。
Armmyの湿った性質もこの手のメロディには良くあっており、非凡という感じではないにしても魅力的で、
ルックスから来る安っぽさとは裏腹に、入念に作り込まれた音楽であることが分かる。
その辺、「いかにもヲタ受けしそうな感じの音楽」とは一線を画しており、
その分なかなか固定客をつかむのは大変だろうなあ、とも。


ライブパフォーマンス的には、ショードラマーばりに叩きまくるはな、メタリックな弦楽器隊のフォーメーション、
直線的ながらガッチリした基盤を感じさせるArmmyの力強い煽り、と総じてレベルは高い。
あとはまあ、「だが一流にはその先がある!」って世界の話かな。


関係ないけど、Armmyの背中に背番号が書いてあって、「69」と。
きっとロックって意味だよね!そうだよね!!
(何かから思いっきり目を逸らしながら)


帰りぎわに握手会。
あんまり体調が良くなかったのと、例によって最上手にいたのでいち早く握手して退場。
まあ例によってあまりおもしろい話はないんでアレさせてほしいが、
3月ぐらいからネタで言っている「就ヲタ活動」的な意味では、
「(5月1日の)ワンマンお待ちしてます!」と(定型句ながら)チョッパー先生に言っていただけたんで、
いよいよ最終面接ですね、というか。
一応、昼夜押さえました。っていうか昼はライブDVDをタワレコ新宿店あたりで買うとチケが貰えます。


自分自身には流石に日々の疲れがあるのか、若干出力的な意味で不満が残ったけれども、
以前書いたとおりの「ごく最近参加し始めたのに、もう何年も居座っているかのような感じ」はすごく魅力的で、
あとは「良いライブをしたい」という思いを、より熱くウェットなものにしていけるか。
そんなことを思った一日でした。

*1:シンバルの一種

*2:Armmyの「世をしのぶ仮の名前」