Gacharic Spin@7/18 周南TIKI-TA+The Mall周南ラジオ公開録音
- アーティスト: Gacharic Spin
- 出版社/メーカー: JUICY GIRLS RECORDS
- 発売日: 2011/05/25
- メディア: CD
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その前にラジオ公開録音に参戦してきたので、ちらりとそんな風のレポも。
The Mall周南のサテライトスタジオはスーパーのど真ん中にあり、近くに行くと目立つものの、
近くに行くまでは分からないという微妙な感じのスタジオ。
観覧スペースが特に区切られているわけではなく、注意、整理券配布の案内なども特になし。
強いていえばあまり音響が良くなく聞き取り辛いくらいが特徴かな。
周南TIKI-TAは、ホテルのイベントホールを改装してライブハウスにしたという珍奇な過程を経たライブハウス。
そのため、1Fのライブハウスにホテルの設備が乗っかっており、見た感じはほぼホテル。
駅からはやや歩く一方で、数台だが駐車場も備えており、コンビニやファミレスも徒歩数分なので、到着すれば便は良い感じ。
ライブハウスは完全にフラットでスペースは正方形に近く、横にホテル由来のバーカウンターがある。
ステージは低め、最前に柵あり。
どうということでもないんだけど、ステージというかライティング機材の感じがいかにもドラマにアレしそうな
「ライブハウス」って感じで雰囲気あったなあ。
あと、飲食物持ち込み禁止なので注意。
- LosT AngeL
- Broken Lover
- 雪泣くメロディー
- JUICY BEATS
- ハンティングサマー
- Ben-Jan-Dan
- Lock On!
- I'm Sexy
周南The Mallでの公開録音
今回も4人全員揃ってライブ衣装での登場。
トーク内容的には既出トーク中心ではあったが、前回の天神と異なり今回はArmmy(Vo)セクシートークショーではなく、
割と各メンバーも喋っている感じで好感の持てる作り。
今回はツアーセミファイナルと同日ということもあってガチャマンの集まりも良く、
地元民と合わさってラジオ局の人も喜ぶ盛況ぶりだった。
サテライトスタジオの横から出て行くところをお見送りした後、僕等もライブハウスへ向けて移動。
長崎で飲んだ大阪のガチャマンが車を出してくれていたので、初対面のガチャマン*1数名と同乗しライブ会場へ。
ライブ会場にて
会場入り口で今日の対バンをチェックしていると、メンバーがFチョッパーKOGA(B)とはな(Dr)、Armmy、TOMO-ZO(G)と順序良く外へ出て行く。
さっきの公開録音で言うには朝から何も食べてないとかで、食事に行くそうな。
僕等もちょっと時間があいたので、仮眠する運転手さんを残し近所のファミレスでgdgd。
コンビニに行ってgdgd。
会場外でプロデューサーが語るのにつきあってgdgd。
そんなこんなで気がついたら開演は大きく回っており、gdgdなまま入場。
本当はライブを愛する人間として、最初のバンドから見たいという思いはあったものの、
長旅の疲れ、途中蜂的なものに刺されて指が腫れ上がってしまった件による精神的疲労、
そして何より仲間と過ごす時間に飢えている自分自身。
そんなこんなで、結局最初からは入らなかった。
ロビーで遭遇戦2nd
例によって「変身」してからアレして会場入り口に向かっていると、なぜかArmmyが一人でロビーを歩いていた。
とりあえず一礼すると、向こうも手を振ってくれる。
道をクロスし、僕は会場の入り口のドアに手をかけ、Armmyは関係者入り口のドアに手をかける。
お互いの体は直角に別の方向を向き、それぞれの入り口へ。
Armmy「早いのね。」
kobas「うん、まあ。」
Armmy「動物園には行った?*2」
kobas「行けてない(笑)。裏の神社にも行けてないくらい*3。」
kobas「・・・早いのね、って言ったけど、俺的には遅いくらいだよ。・・・本当は、最初から入ってたいんだ。」
Armmy「そう。・・・楽しんで。」
kobas「うん。・・・頑張って。(親指を立てる)」
Armmy「Oh Yeah」
本当は言わなきゃいけない言葉が、別にあった。
でも、入り口の前で立っていることへの焦りや、思いがけずArmmyから話を切り出されたこともあって、
上手い言葉が出てこなかった。
連綿と続くライブへの熱い思い。
一番伝えなければいけない相手に、どこかしっかりと伝えきれないまま、今日もライブが始まる。
NO STRESSER
多分本日の2バンド目。
青春パンク系のバンドで、広島との県境である岩国から二度目の参戦だそう。
それもあってかちょっと取り回しが素人さんチックで、微笑ましいというか、頑張ってというか。
この時の客入りはちょっと、というかかなり寂しい状態だったが、客席全体に打てば響く感じがあり、
何人かは前の方で盛り上がっていて、最終的にはそれなりにいい感じになっていた。
今日は行けるかもしれない。そんな感じがさっそく漂う。
EDGE
BOØWYのコピーバンド。
ヒムロック役のボーカルが最初こそ座りが悪そうにしていたが、流石に楽曲の魅力、
「自称世界一カッコいいギタリスト」布袋寅泰役のGが切り出すカッティングビートがじわじわ浸透するにつれ、
会場はすっかりホットな状態に。
後で振り返ると「ハイウェイに乗る前に」「IMAGE DOWN」「ONLY YOU」「Dreamin'」なんかをやってた。
個人的にはBOØWY世代ではなく、布袋・氷室はそれぞれで活動していた世代で、不勉強にも曲は全然知らなかったが、
最後はちゃんと一緒に歌っている始末。
「俺たち来週、東京ドームにCOMPLEX見に行ってきます!」
「(チケットくれーの声に)前から24列目だからダメじゃ!」
東京ドームで演奏します、とかじゃないんだけど、個人的にこういうの好きね。
別にオリジナルの曲を演奏して聴いてもらうのが音楽の全てじゃなく、ライブの全てじゃない。
自分たちの好きな音楽を歌いたい、聴いてほしい、という思い、あーライブ楽しいなーって気持ちは伝わってくるステージだった。
9BALL
ボーカルこそいかにもーなヤン系にーちゃんなのだが、このバンド、明らかに弦楽器隊がナイスミドル。
「(Gacharic Spinと楽屋が一緒で)いやー、落ち着かんね(笑)」と冗談を飛ばしつつ黒のレスポールをかき鳴らす。
渋いわー。
VAN HALENよろしく、ご家族バンドだったりするんだろうか?
いずれにしても、これぐらいのナイスミドルになっても全然ロックしちゃえるのって素晴らしい。
バンド的には、80's歌謡ロックの流れで、良い意味で垢抜けないメロディが何か甘酸っぱくしてくれるサウンド。
結構地元でも人気があるのか、割と客席も埋まってきて、良い盛り上がりを見せてくれた。
で、次はGacharic Spinですよ、と。
お客が前方にすっかり寄ってしまい、いかにもここ数列はGacharic Spinのファンです、という感じ。
それもそのはずというか、Gacharic Spin目当てでかなりチケがさばけたんだとか。
自分らはがっつり陣地を固めてというか、なぜか今日知り合ったガチャマンがTOMO-ZO推しばかりだったもんで
自然上手寄りになることに。
あ れ ? 俺 も で す か ?(全てを忘れ去ったような表情で
最前列を取っていた若者二人は大分からGacharic Spinを見にきたということで、
明らかにノリ慣れている我々を他所に若干不安そうにしているものの、「とりあえず乗っかっておけば大丈夫」と
声をかけてライブに望む。
一応最前列に地元の人を呼ぼうとしてみたものの、結局ちょっと遠慮されてしまい上手く行かず。
いつものように最上手を押さえるわけなんですね。。。
Gacharic Spin
セットリストは上の方を参照。
2曲目のBroken Loverから全員スイッチONで前方に向かう。まあ正直超楽しい一方なかなか肉体的にはきついものがあるが、
これについてはプロデューサーが「疲れさせようと思って(はーと)」とファニーなお言葉。
ここにも一人鬼がいた・・・
Armmy「私たちが世界一、日本一、山口一、いえ周南一SEXYなバンド、Gacharic Spinよ☆」
Armmy「今日はここ周南でツアーセミファイナルを迎えることができて・・・チョー微妙☆☆」
KOGA先生「いやいやいやいや」
・・・とまあ、いつものやりとりはさておき、雪泣くメロディーあたりで顕著だが、今日もArmmyの調子はよくない。
まあ元々熱唱型のボーカルだけに喉に負担がかかるし、それ以上にここ二週間ほぼ休みなく歌い続けている。
厳しいのは分かる。
ましてこの僕、喉の調子が常に不安定な相方*4とツアーを回ってた男だ。
だが、容赦は出来ない。
客席のボルテージはすでに一線を超えており、この九州+1ツアーで間違いなく最高。
ここ数戦後ろの客席を煽っていた僕の手が前方のArmmyを煽ったとき、チラッと目線が動いた。
決して出来がいいと言えないのは今の僕も一緒。
今日ガチャマン同士の話で「Armmyが「(振りコピは)ミラーの方が綺麗よねえ」って言ってた」と聞いたもんで
ミラー*5にしたもんだから、基本コピーの僕は動きが癖に引っ張られる。
上手くできるとArmmyが笑うくらいだ。
それでも自分で決めたこと。精一杯立ち向かう。
乗り越える。
乗り越えよう。
この山の向こうに何があって、何が見えるか。
知っていると信じているから。君もまた。
終盤戦、この数戦力を入れて演奏しているインスト+ArmmyのSEXYコーラス入りソングの「Ben-Jan-Dan」。
基本的にはArmmyのリードに合わせて歌うだけなのだが、クラクラするほどきつい。
Armmyが跳ねる、柵前に降りる、KOGA先生が強烈なベースソロ、TOMO-ZOがビームガン・・・おおっと、これは秘密。
ま、とまれ、いつものように骨太なギタープレーを決め、彼女にしては珍しいクラシックの大ネタ
「トルコ行進曲」のソロパート。
メタラー的にこういう大ネタ、歌わずにはおられません。苦しいけど、きっついけど。
気がついてくれると、うれしいしね、やっぱりさ。
アンコールは定番のガチャピンコール。
ラストは「I'm Sexy」で締める。
場内は大「Sexy〜☆」「Hu〜☆」コール。
最前列で恥ずかしがっている若者の肩を叩いて引きずり込む俺。
そして波のうねるように繰り出されるダンスの嵐。
もうパッと見えた瞬間、お前らもバカだなあ、最高だよ、というフレーズが頭をよぎった。
そんなわけで、非常に盛り上がったライブは終了。
KOGA先生がアンケートを配って回ったので、一時期物販コーナーがほぼ空城になってTOMO-ZOが立ち尽くすという怪奇現象。
みんな真面目にアンケートかいてるんだよね。
最後にライブハウス内で、メンバー4人とそこにいた面子全員で記念撮影し、ライブは終了。
帰り際にArmmyと握手して、自分の喉のあたりをパンパン叩くハンドアクション。
「喉に気をつけなよ」「ハチミツとか大根しょうがが良いよ」「歌手なんだから大事にしなよ」
・・・まあ、僕も人生の半分を叫んでる人だから、言葉はたくさん出てくるけど、どれも届かない気がして。
自然とそんな風になってしまった。
Armmyも切なそうな顔で喉のあたりをパシパシ叩く。
「またな。」
「Oh Yeah」
僕は踵を返して友達のところへ。
Armmyは関係者用の出口へ。
向かう道は違っても。
思いは、通じ合っている。
終演後
とりあえずKOGA先生と2ショットを撮る人のカメラマンを務める俺。
KOGA先生「またお待ちしてます、東京で。」
営業スマイルっ。でも2ショット撮ろうかとは言わないKOGA先生。
で、人のカメラマンをしておきながら撮ってもらわない俺。
まあ、さっきTOMO-ZOと2ショット撮ったし。
TOMO-ZOと2ショット撮ったし。
TOMO-ZOと2ショット撮ったしっ!!!
うひょぉおおおぉおぉ
えー、いきなり取り乱しましたが、後で確認したら死んでも良いと言わんばかりの笑顔でした。
俺が。
ちなみにTOMO-ZOのところへ物販に行ったところ、お目当てのピックセット*6は売り切れ。
TOMO-ZO「すみません、また作りますねー。」
kobas「作るんだ。魔法で?」
TOMO-ZO・kobas「(ポーズを取りながら)えいっ☆」
あー、毒しちゃってるわ。いやそもそも結構この子もノリノリの時あるんだよね。
まあ俺が推すぐらいだから、まるっきり腐ってないってことはまずまずないか・・・・
ウフフフ、こっちの話だよー
おまけ
結局、知り合ったガチャマンたちを待ったり、若者たちと語らったりしているうちに、やがて機材の片付けがスタート。
基本的にGacharic Spinは機材のセッティング、片付けは自分たちでやっている。
そんな慌しい中、Armmyが黒い悪魔に襲われるという事件が発生。
結局悪魔は僕が一回追いたて、最終的に若者の一人がSATSUGAIしてくれたのだが、シャイな彼はArmmyに言いにはいかないので、
kobas「Armmy、さっきのやつは彼が倒してくれたよ。」
Armmy「あれ、何だったの?」
kobas「知らない方が良い・・・でも彼はヒーロー。それは知っておいた方が良い。」
Armmy「ねえるーさん聞いて、さっきゴキブリがあたしに飛びかかってきたの。」
kobas「言うたらあかんがな!」
いやー、Armmyだからどつかなかったけど、知人友人ならどついてるね。
しかしまあ、僕の長年の夢であったどつき漫才がこんな形で実現するとは・・・
片付け終了後、結局成り行きで記念撮影with握手会。
Armmyが例により喉をパンパンやるので、僕も同じリアクションを撮って頷く。
しばし時を忘れ、見つめあう二人。
伝えなきゃいけないことって、きっと一杯ある。・・・でも、伝えたい言葉が胸にあふれて、言葉が出ないんだ。
他のガチャマン「そこ、何見つめあってんだよー」
Armmy「何か言いなさいよ。」
kobas「そっちこそ何か言ってよ。」
Armmy「OK、バタフライで終わりにしましょう。」
kobas「Oh Yeah、バタフライで手を打とう。」
Armmy・kobas「バタフラ〜イ☆」
kobas「(TOMO-ZOが頭に何もつけていなかったので)実はさ、何もつけてないのが一番可愛いと思ってるんだよね。」
TOMO-ZO「ほんとですか?やったぁ☆」(回る)
TOMO-ZO「次は東京ですね。」
kobas「うん。六本木morph。」
TOMO-ZO「お待ちしてます。」
kobas「よろしくお願いします。
・・・次は、一人じゃないしね。」
今日ここで僕等が集まり、見つめた光を、見せたい相手が僕にはいる。
それは古い友であり、新しい友でもある。
共に行こう。
桜の花咲くワンマンライブ、ツアーファイナルの舞台へ。
長いツアーは終わり、いよいよフィナーレが始まろうとしている。
ここが実はフィナーレなのかもしれないし、続く物語があるのかもしれない。
だが僕等はまた必ず巡り合うだろう。
ライブという光の下。
伝えたい思いが、そこにある限り。
おまけ
何がどうとは言いませんが、シャワー上がりと思われるFチョッパーKOGA先生がコーラをがぶ飲みする姿は美しかったです。
以上。