8/3 WEBTV ももてつNMカフェ in 渋谷マルムスティーン

[rakuten:nk-book:10011084:detail]
ネットロックマガジン・BEEASTの企画としてUSTREAM配信と、一部現場のみを並行する同人メタルのネット番組。
何気にこういうの増えましたな。
会場は渋谷のロックバー、マルムスティーン


MCのメンバーはこんな感じ

ジャパニーズメタルバンド「LIGHTNING」のGとしてメジャーデビュー。
一方で、東方プロジェクトのメタルカバー、アニソンのメタルカバーなど同人メタル界でも
有数の有名プレーヤー・メインパーソンとして知られる。
また、さかもとえいぞう(Vo、Anthem、ex.ANIMETAL)のアニソンメタルカバープロジェクト
EIZO JAPANでもツインギターの一翼を担う。

  • 悶絶メタル

メタルレビューサイト「悶絶メタル」の管理人。
いわゆる「クサメタル」愛好家の一人であり、
そのヲタヲタしさを丸出しにしたレビューについては、一周回って逆に好感が持てる、
と評されている。
「メジャーどころからmp3のデモまで」幅広くレビューしているsとのこと。


僕もこのサイト知ってます。
ぶっちゃけあまりにも見づらいのでほとんど見ませんwただ、いわゆるテキストサイト全盛期のXaみを残している現役のサイトとして続けて欲しい、
という風には思っています。


あと今回はゲストパーソナリティとして、
IRONがメインに据えている東方メタルカバーバンド「IRON ATTACK」の
まいなすいょん(Vo)さんが出演。
たまにTwitterで絡んでいたり、アニソンメタルカバーアルバムから何曲もDJプレーに
入れさせて頂いているので挨拶がてら訪問。
女の子が絡むとすぐ行っちまうんだぜ。
現金だろう?

前置き

ちなみにいょんさんは東方メタル界では相当の著名人であり、
Unlucky Morpheus*1の天外冬黄さんと並びたつレベルの人だったりする。
え?天外冬黄さんって誰かって?


Fuki殿の世を忍ばない真の姿だよ。


Fuki殿は元々歌がとんでもないっていうタイプで、
いょんさんはボーカルトラックの作り込みが半端じゃないっていうタイプなので
違うには違うんだけどね。
いょんさん本人も
「とんでもないです。。。全然並べてないです。。。」
って言ってたけど、 IRON ATTACK! VS Unlucky Morpheusって言ったら
僕でさえガタッてなるレベルなのは間違いない。


でメンバー紹介にこんだけ字数を割いたのは、店長さえ
あの人達はどういう人達なんですか?」となるくらい、
同人メタル界とメタル界の間には見えない壁があるからです。
そこに穴を開けてるのがFuki殿であったりIRONさんであったり、Dragon Guardianだったり。

第一部、第二部

まず第一部としてメインMCたちで同人メタルについてのトーク
この場合の同人メタルは、いわゆる自主制作盤として作成している作品を指す、という定義。
流通をインディーズレーベルが担当しているインディーズ盤とは異なる。
例えばG∀LMET、D_Driveなんかが立ち位置的に近いのかな・・・


んで同人メタルの歴史を語る。
90年代後半ころにはフロッピーディスクに音を詰めてコミケで売ってた、とか。
それぐらいの時期はまだブロードバンドサービスもほとんどなかったし、
今みたいにほぼ全てのPCがCD-Rを焼けるような時代じゃなかったからなあ。


最近はネットやDTM、同人作品を販売する店が普及したこともあり、
ほとんど普通のCDと変わらないような商品も出てきています。
パッケや帯が完全にメジャーレーベルのパクリみたいなのも見かけてますw


また、楽曲をmp3で試聴というか、デモ音源として配信するケースも増え、
悶絶メタルさんはそれも拾い上げてレビューするということで呼ばれているようです。
ちなみにその手のバンドで大成功したのが今のDragon Forceだったりする。


続いて第二枠として、「一人東方メタルカバー」をしている5150の龍5150さんをゲストに。
IRON ATTACKのサポートベースということもあり、普段は危険な話ばかりしているらしいw


というわけで、曲作りの話とかなどなど。
まずリフから作る?という話には龍さんはNo、IRONさんは「表向きそう言ってるw」らしいw
あとベースの話で「曲作りはギターでやってます」とか。
FチョッパーKOGA先生(B、Gacharic Spin)も最近そういう感じで作ったりしてるらしい。
多分みっき〜さん(DVo、G∀LMET)もそうかな。
そこでこうベースを使って作曲している人は?となってごろごろ出せるのがメタラークオリティ。
記憶に残ったのはやっぱスティーブ・ハリス(B、IronMaiden)かな。


ちなみにKOGA先生の作曲法で「曲が降りてきたら仮歌を携帯で録音する」という話がありましたが、
Dragon Guardianの勇者アーサー氏(G)が同じタイプだそう。
これらの仮ネタはPC内に大量に保管されているようで、
俺が死んだらこのデータフォルダをぶっ壊してくれ」と言ってるとかw

第三部

更に第三部として、レコード会社から紹介のあったバンドのレビュー。
これはUst配信しない。
多分権利的な関係だと思います。


今回はPhoenix Rising「MMXII」と、WIGELIUSの「Reinventions」を紹介。

MMXII

MMXII

前者はクサメタルメロスピと言われるような音像かな。
スペインのバンドで、もう既に同じ名前のバンドがあったため本当はすごいバンド名が長いとか。
で、
「俺速い曲だけ全部聞いてきたんだけど〜」とか、
「下手に調子に乗っちゃってプログレ化すると大概だめになるんだよねw」とか、
クサメタラーあるあるを連発するIRONw
まあ実際クサかった。


リインヴェンションズ

リインヴェンションズ

後者はSPINNINGレーベルということもあってか今タワーでかなり押されてます。
海外ではFrontier Recordsが販売しているらしく、またこれがド直球のメロディアスハード。
「むせ返るほどの80年代臭w」
「ダサい、でもそれがかっこいい」
「また北欧っていうのが良いんだよね、田舎だから。」
うん、ムッとするねw
と思っていると龍さんが適当にこねて流してた。
見ている限り龍さんはメロハー好きと見た。


個人的には、こないだ仙台店で試聴してみた結果と合わせ、
耳障りは良いけど楽曲の粒がちょっとなあ、っていう感じ。
メロハーってちゃんとレコード会社がついてるようなレベルのバンドはみんなレベル高いのだが、
「聞いてる時は良かったけど、終わったら一曲も頭に残ってない」
なんてバンドがたくさんあるんだよね。

終了後

番組が終わり、何故かIRONと対話。
「うちの坂本がお世話になっております。。。」
うん、伝わらないよねw
ちゃんと英三ファンだと言い直しておきました。
途中、ANTHEMの話で「最初に聞いた時は坂本英三森川之雄の声の区別がつかなかった」
と出てたので謝られてしまったが、
この手の経験は僕にもあるので、「最初はBurnを二人のボーカルが歌っている事さえ分からなかった」
メタラーあるある的な話で和んだ。
メタラーって棘のある人もいるんだけど、結局みんなメタル大好きじゃんっていうところは一緒だから
すぐ打ち解けちゃうんだよね。


で、巷で不安視されている9/1 あんきもとの対バン。
その日あんきものボーカルの冬黄さんは何らかのライブに出演するためいないんじゃないの?と。
「実際、ボーカルをどうするかは僕もまだ聞いてないんですよ。」
とIRON。
I「あんきも自体、Fukiさんのバンドじゃないからね。」
か「幸村さん(G)がメインですもんね。」
I「そうそう、平ちゃん。」
何故か何の違和感もなく同人メタルの話をする俺w
実際来週のコミケで出すあんきもの新譜は、電子レンジ剛志さんという男性ボーカルとFukiさんが
半分ずつぐらい曲を分けあって歌っており、VoがFukiさんでなくても行けるし、実際そういう実績あるんだよね。
それでも9/1の対バンは惜しい。


しかも、あんきものホームページってFukiさんが管理しているからか、
全然その辺の話が更新されていない。
そりゃらぶりー系Fuki殿ファンはみんな色めき立つわ。


ちなみにこのイベントの後、あんきものホームページが更新され、
現在は電子レンジ剛志氏がボーカルを取っての対バンである旨アナウンスされております。


その後、まいなすいょんさんとお喋り。
普通はしないくらい独占状態で話し込んでしまった。


まあ流した曲の報告とか、サインしてもらったりとかもあるのだが、
2月のEIZO JAPAN vs 桃井はるこで僕が桃井ファンの性質を持つようになったので、
接点が結構あるんだよね。
ちなみに「UNDER 17時代の曲がいいんですよ」と、桃井はるこソロ活動以前の曲をプッシュされたw
確かに良い声優アイドル系シンガーとしてでだけでなく、電波ソングの女王時代も聞いてみたい。
なおモモーイ、20日音霊柴田あゆみとも共演します。
僕も行きます。


Gacharic Spinの話を出すと、「ガチャリックスピンって女性もいるんですか?」
「メンバーの誰かが女性なんですか?」と聞かれたので
無言でヌーディリズムを提供。
か「全員女性です。」
い「てっきり全員男性のバンドだと思ってました!」
おい、と思うかもしれませんが、あれだけ僕がツイートしてもこれぐらいの反応の人、普通にいます。
東方/同人メタル業界からだと、ガチャであったり、嬢メタルを含む最近の若手メタル界はそれぐらい見えていない。
逆もまた然り。


最後は流石に話こみすぎたというところで握手してお別れ。
いょんさんの歌声は割とフラットな感じではあるのだが、独特の瑞々しさがあって、
Fuki殿の圧倒的な感じも良いし、このじんわり来る感じも素敵、と僕は思ってます。


カバーアルバムだと、水樹奈々は流石に微妙で、桃井はるこは輝いてる、っていう感じ。
まあ選曲にもよるところはあるので軽々には判断できないですけどね。
コミケで新しいCDも出すそうなのでチェックしてみてください、


東方メタルナイトとか、ANIMETALナイトも企画したいんだけど、DJがほとんどいないからなあ。
一人ずつくらいは知ってるけど、二人じゃ回すの大変すぎるんだよね。


撤収後もカウンターで店長とダベったり、
途中で来たお客さんと小野正利(Vo、Galneryus)の素晴らしさについて語り合ったり、
終電まで友人と九州の話やイベントの話をしたりして
結局マルムスティーンに入り浸ってしまう1日でした。

*1:通称あんきも