9/30 DJF EXTREME at 新宿BLAZE

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新宿BLAZEで開催された、東方Projectのカバー・アレンジバンドによるライブイベントへ。
Unlucky Morpheus(あんきも)とA-Oneの共同主催。


あんきものメインボーカルは天外冬黄 a.k.a Fuki殿(LIGHT BRINGER)。
noah
↑この人。
正式名称で記載しましたが、関係者もファンも皆ふきさんとかふっきーさんとかふっきーとか
そういう風に呼んでいるので、本項でもそれにならいます。

新宿BLAZEへ

新宿BLAZEは公称800人のハコで、天井も高く途中に段差もあり、
ステージも広々としているし、ロッカーも完備されており、全体的にキレイです。
ロビーも用意されてます。
そんでまあ最初のバンドから見た感じ一杯の状態が続いてたわけだから、スゴイよね。


自宅から徒歩15分くらいのところにあるので、 雨さえ降らなければ余裕の立地。
まずは今夜行われるという公開打ち上げのチケットを押さえるために12時からの前物販へ。
チケット(1000円)だけ購入。
他のグッズはタオルとTシャツだが、まっピンクのTシャツはガチャピンクTで間に合っているので。
並びは13時30分からスタートするらしいが、この長丁場で並んだりしたいわけもなく一旦帰宅・・・


戻ってきたのは開演10分前。
ウロウロしてたら上手の前方ブロックにつながる扉を見つけたのでしれっと中へ。
既にMCにまじってふき殿が普通に話しておられました。

Icarus' cry

略して「いくら」
あんきもの兄弟バンドですな。
ジャンルで言えばメロディック・スピード・メタルです。
あんきもとの違いで分かりやすいのはボーカルが電子レンジ剛志さんという男性の方だってこと。


平野幸村さん(G)は「いくら」でも「あんきも」でもギターを弾いてますが、
いくらでは電子レンジさんにメインパーソンとしての位置を譲っている印象。
友情出演ということで1曲だけふき殿が一緒に歌いに来ていました。


元々ふき殿が歌っていた曲を最近録り直したりしているせいか、
「Perverseness」とか「Inside of me」みたいに、ふき殿バージョンを聞き慣れた曲もプレー。
決して下手なシンガーではないけど、前者みたいに女性的な言葉で書かれた曲は流石に違和感が。。。

回路-kairo-

叙情派ヘヴィロックアレンジバンド、というべきか。
メタリックというよりはもっとモダンでシリアスなタッチのヘヴィ・ロック。
女性ボーカルを立てているが、さほど華やかな雰囲気でもなく。
印章に残ったのはドラムの人がやたら上手かったくらいかなあ。


MCは一切しないで終わるかと思いきや、
「・・・次の曲が最後になります。」
「・・・ありがとうございました。」
とボソボソっと女性ボーカルの方が言っておしまい。
こんな感じで挨拶しかしないバンドもまあ無くはないんだけどね*1
挨拶さえしないバンドもいるわけだけど何かなー。


と思ってたのですが、後の幕あいMCでボーカルさんが
「紐緒さん*2が好きなんですよ!」と力説したり
MCコーナーでアッーなゲームの名前を出して「折角二丁目も近いですから!」
ホモォ・・・
なことを言ってみたりしてたのを聞いていると、
あ、やっぱ喋らないほうがいいと思います」と言いたくなってしまった。
いや僕個人はめちゃくちゃ語りたかったけどねw

Syrufit

バンド2組からがらっと代わり、クラブ系のグループ。
最初はDJさんが1人で回してボカロが歌うような打ち込み系が続いてたのだが、
途中から女性シンガー2人が出てきて、
1人になったりまた2人になったり、これはこれで意外とちゃんと歌モノになってたり、
コーラスでシンガロング出来たり、みんなでジャンプしたりでいい盛り上がり。
スクリーンのVJは別途VJさんを立てて合わせてプレーしてるし、気合入ってるなーと(´・ω・`)


ちなみに今日はこんな感じで、バンドがあったりDJメインの打ち込み系があったりといった
グループ構成でした。
勿論これは狙ってやったものだったそう。
「どんなリズムでもみんなノレてたから案外みんな行けんじゃんと思った」
と後々ふき殿が語っておられました。
その分すごい転換が大変だったらしく、MCを挟んでいるのはその長い転換時間をごまかすためもあり。

Foreground Eclipse

略してフォアグラ
サウンド的にはややメタルコアの要素もあるスクリーモで、
こういうジャンルじゃなきゃ幾つもあるんだけどね、って感じ。
逆にこういうジャンルだとあんまり見かけないよね、って感じでもある。
今日は一年以上ぶりのライブだということで目に見えてファンの数は多かった。
そしてテンションも高かった。


ちなみにギター陣*3などはあんきもファミリーの「Mod's Crysis」略して「もずく」から
サポートしてもらったらしい。
そんなわけでサウンドのクオリティが低かろうはずはなく。
ちなみにここも女性ボーカルで、サウンドが猛々しい分可愛さが際立った、という意見も。
全体でもまるっきり女性ボーカルじゃなかったのは「いくら」ぐらいです。
いくらにしてもふき殿がいたから、必ず誰か女性ボーカルが上がってた、ってことに。


中央付近はこの手のサウンドにつきもののモッシュが起こっていたらしく、
やれ財布が落ちてたのメガネが落ちてたのでステージ上のMCとやんややんや言い合ってました。
そして両翼はファンが燃え尽きて一時撤収。

NJK Record。

これまたDJを背負ったベタなユーロビート
男女ツインボーカルで披露される楽曲は何気にキャッチー。
お前どう見ても日本人だろ」というツッコミを生暖かく見守りたい思いで包みながら
英語でしか喋ろうとしない銀の虎マスクをつけた男性ボーカルを見ておりました。


「『曲が分からないからつまらん』が許されるのはただのお客さんまで。
 一流のヲタなら初見でノレて当たり前」
と自らに言い聞かせている僕ですが、
裏返すと、
「『初見のお客さんが多かったから盛り上がらなかった』が許されるのはアマチュアまで。
 一流なら初見をノセて当たり前」
なのかもしれませんな。
そういう意味でキャッチーで適度にまとめられたフレーズを持っているのは強いと思います。
フォアグラのファンがごそっと前から抜けていった*4にもかかわらず、
実際フロアの雰囲気が一変してくような感じのあるステージだったし。

Unlucky Morpheus

ここで主催バンドの1つであるあんきものステージ。
Galneryusサウンドスタッフさんに来てもらって「Galneryusみたいな音にしてください!
とお願いしたほどのXaメロディック・スピード・メタルです。


ボーカルが出てきたはいいが、黒髪の女の子。はて( ゚д゚)?
と思いましたが、幸村さんがバッチリコスプレを決めているので、
あー、今日もふき殿はコスプレしてきたのか」と。
ちなみに本人は「高校以来の黒髪で、気持ち悪くなるぐらい嫌だった」らしい。
しかも服の幅がやたらでかくて無駄に太って見えるという。


あとマイクのシールドを2回ぐらい引っこ抜いてしまい、
一回目は何とかリカバったものの、
二回目はその影響でサポートの炭酸氏のギターソロが鳴らないという事態に。
全然ギターソロの音が聞こえてこないんだけど大丈夫かな(´・ω・`)
と思ってたらそういうことだったらしいです。
炭酸氏はちゃんと弾いてたので*5見た感じに影響はなくてよかったですが。


そんな状態だが声はむしろいつもより良く出てるんじゃないかなーと。
ただステージアクションはらぶりーの時と比べてやや控えめなので、物足りない感はある。
まあこのバンドは本質的に幸村さんのバンドだからね。
本人的にはhide with Spread Beaverみたいに、
メインパーソンとそれを支えるアーティスト兼サポートメンバー、という形を作って行きたいんだとか。


実際存在感はスゴイし、ギターも非常にテクニカルなフレーズを散りばめてくる。
一瞬TOMO-ZO(G、Gacharic Spin)とどっちが上か考えてみたけど、
「タイプが違いすぎて比較できません」という判定になりました(´・ω・`)
好みで言ったらTOMO-ZOのギターの方が好みです。
弾いてる人間ベースで言ったらTOMO-ZOの方が良(ry

途中、ステージ上の人間が全員止まって、電子レンジさん(メイド女装済み)の時だけが動いているという
ザ・ワールド的な演出。
ふき殿曰く、これはDDT武道館大会の映像で見たスローモーションにインスパイヤされたらしい。
DDTっていうかマッスルだけどな。
本家だったらエトピリカがBGMに流れて「俺の名前は電子レンジ剛志。(ry」とかいうモノローグが
流れる所なわけ。
で、この場合どうするかというと、お客さんと曲名コールをしてまた動き出すっていうね。
ともぞーインスパイヤ的な。
いや絶対違うけど。
電子レンジさんが必要かどうかでいうと特に必要は・・・って感じだけど、
このためにわざわざスネ毛をキレイに剃ってくるような人を僕は責められない(´・ω・`)


ちなみにふき殿の今日の衣装は「射命丸文」という新聞記者のキャラクターのコピーらしく、
デジタル一眼レフでパシパシ色んな人を撮ってた。*6
幸村さんのギターソロの時に、右手でアピりながらこっそり左手でTOMO-ZO決めポーズしてたら
GJサインが返ってきました。
やっぱりTOMO-ZOだな( ・`д・´)


早期の活動再開を願いたいところだけど、何せボーカルがいないからなー・・・
どこかに歌が上手くて、ステージパフォーマンスも出来て、
衣装を自前で作ってくるくらいのモチベーションがあって、
金髪でツンデレなボーカルがいればなー。そんな人なかなかいないもんなー(チラッチラッ
はい、お約束でした(´・ω・`)


ちなみに最後の曲は「断罪は遍く人間の下に」でした。
炭酸氏と幸村さんが向い合ってギターを弾く姿にふき殿はキュンキュンするそうです。


ホモォ・・・┌(┌^o^)┐


誰だよこの人に向かって「実はヲタクなんですよ」なんて失礼なこと言ったやつは。
どう見てもヲタク兼腐女子です。
本当にありがとうございました。


そんな僕も今更ですが、人より早く「今来たばっかりー!」コールを投げて
それが上手から下手へ伝染していくのを満足そうにタイガーして見守るような残念ヲタです。
ありがとうございました(´・ω・`)


電子レンジさんとふき殿を交えてMCしたりしつつ、 最後のバンドへ。

A-One

元々は東方ユーロカバーを多数作成しているサークル。
4月に1度DJFを共同主催した時はバンドスタイルじゃなかったのに、
気がついたらメンバーが増えてすっかりバンドスタイルになってたらしい。
やってる音楽はジュリアナ直系のギラギラユーロビート+パラパラ。
男女両方のボーカルがいて、どちらかだけの曲も歌うしツインボーカルの曲もある。


ここもキャッチーなコーラス部分が非常に魅力的なバンドで、
初見のファンでもすぐノッてこれるような音楽を作ってくるところがグッとくる。
どこの米○米CLUBの方ですか?
と言いたくなるようなセンスの衣装を来ながら
「一応笑わないでください、僕らこれをカッコイイと思ってやってるんでw」
とか言っちゃうあたりいいなーと。
まああのユーロビート特有のギラギラサウンドは好き嫌い分かれると思うけどね。
JUICY BEATSは良くも悪くも洗練されてると思うよw


最後は出演者総出で「Scream Out!」を歌って終了。
この曲もホントいい曲でしたね。
初見なのにバンバン歌ったよ。
後でとらのあなに行って探したけど見つけられなかったよ(´・ω・`)コンピレーション・アルバムに入ってるみたいだから探し直してみよう。。。


終わった後は何故か三本締めで解散。
恒例化しそうな「D・J・F!」コールの後みんなが歌いながら帰っていくので
主要メンバーがは落涙を禁じ得なかったという。
( ;∀;) イイハナシダナー


で、朝までのイベントまで三時間あるので、僕は物販にも寄らず速やかに帰宅。
シャワーと夕食を済ませて待機・・・
ここまで近いと逆に何してるんだろう俺、って感じだな。

*1:シャロウズとか

*2:無印ときめきメモリアルのキャラクター

*3:1人はBFMVのTシャツ着用

*4:ライブが激しいバンドのファンには良くある光景、次が見たくないというより疲労困憊のため

*5:鳴らないのは自覚済み

*6:ほとんどブレまくりだったらしい