9/30 DJF EXTRA at ロフトプラスワン

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東方プロジェクトカバー&アレンジバンドでのイベントDJFの、
当日深夜の公開打ち上げという極めてレアな機会へ。
会場はライブハウスからも至近、サブカルの代名詞LOFT PLUSONE。
ちなみにFuki殿(a.k.a 天外冬黄、Unlucky Morpheus)は初めて来るそうだ。
意外といえば意外。

会場入り

当日は台風で持ちきりだったわけですが、
この頃には雨も上がっており風が強かったぐらいで、さほど面倒もなく到着。
整理番号なんて飾りです!」を地で行く10分前到着。
中に入るなりみんな並んでるけどこれまさか立ち見?(;´Д`)
となりましたが、実は出演者の方が計8升日本酒を持って来たということでその列だったようです。
「僕の仲間内で3時間で消耗しますから、100人いれば楽勝でしょう」
とのことで、結構な人数が並んでおりました。
僕はラムメロンソーダにしました。
弱いので(´・ω・`)


ちなみに入場者は当日会場売りチケット100枚を手にした人のみ。
DJF本編の開演時点ではまだ数枚余ってた模様だが、当然売り切れ。
出演者は大概上手奥の「あがりかまち」に。
当然我らのFuki殿もいたわけですが、目が合った瞬間思いっきり別の方向を見られました。


刺さるー(´・ω・`)


着替えを探したらメタピンTになってしまったわけだし仕方ねえ、と思って着席。
ちなみに列が収まるまで一部出演者によるお酒の話が展開されておりました。


一方Fuki殿は乾杯の音頭を取る必要があるようでしきりにいつから本編に入っていいのか
周りの人に確認したりおどおどしたりしてました。
何気に生真面目な人だな(´・ω・`)

割と真面目な音楽の話

開演時間となり、主催のUnlucky Morpheus(以下あんきも)とA-Oneのいるメンバーが集合して
Fuki殿の音頭で乾杯。


まずは音楽について割とまともな話が飛び交う。
あんきもは思いっきりXaメロスピです。
A-Oneはライブレポでも書きましたがコテコテのユーロビートです。
同じアレンジバンド同士でも異なるジャンルというわけで、
「メタルとユーロビートの共通点とは」とか、
ユーロビートとトランスの違いって?」とか。
A「ユーロビートの歌詞は今夜どうだいベイビーみたいな歌詞ばっかり」
ふ「ヘヴィメタルバンドの歌詞が竜と戦って世界を救いがちなのと一緒ですね(・∀・)」
A「まあお約束というか。」
ふ「様式美ですね(・∀・)」
ちょっと俺混ぜろお前ら、黙って見てられんよ(いい意味で)
許されるなら乱入したかったですが、当たり前ながらそんなことやっていいわけないので
うずうずしてましたw


更にFuki殿が実は相当入れ込んでいる作詞の話。
あんきもに「奇子 〜 Unknown Child」という曲があるのですが・・・
ふ「この曲に関してはU.N.オーエンも勿論ですが、手塚治虫の『奇子』をかなり意識して作詞しました。
  女の子が蔵に閉じ込められて、心は子供のまま大人になってしまうという。
  勿論陰陽座の『奇子』も取り入れてます。
  こういう二次創作、三次創作と広げていくのが楽しいですね!」
と熱弁。
これはもう分かる人以外には全く理解できないですね。


一応あとで調べた分も含めて説明すると、
この曲の元曲が「U.N.オーエンは何処へ」という曲です。
ちなみにネタ元はアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」の登場人物から来てます。

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)


そこに手塚治虫の「奇子」という、事情によって蔵の底に隠されたまま大人に育ってしまった女の子を
題材にした漫画のイメージを乗せます。

奇子 (上) (角川文庫)

奇子 (上) (角川文庫)


更に、同じようにこの作品を意識して書かれた陰陽座の「奇子」のイメージも取り込みます。
そうするとあんきもの「奇子 〜 Unknown Child」という曲になるわけなんです。


うん、これを瞬時に分かってくれる人同士の会話は楽しいだろうね。
新古今和歌集的な「前提知識を持っているのが当たり前の人同士の楽しみ」というか。
というと狭く聞こえてしまうと思うのですが、ヘヴィメタルの中に脈々と息づく精神の1つではあるかと。
「知っている人には知っている人の、知らない人には知らない人の楽しみがある」
のが良い作品だと僕は思います。
「ごちゃごちゃ言わんととにかく暴れたらええんや!」
みたいなのも間違っては無いと思いますがw


なお更にFuki殿を大ハッスルさせるであろうチャゲ&飛鳥の話題は
他の参加者全員にスルーされるというよくわかっている人々の優しさにより回避されました。
分かってるなみんな、仲いいんだろうな(´・ω・`)


あまりFuki殿に接してない人には伝わりづらいと思いますが、この人は前からこんな感じの人です。
なのでこの日だけ酔っ払っておかしくなっているわけではありません。
公共の電波でもこれぐらいの勢いは普通です。
通常営業です。


この頃「DJF EXTRAの模様が全然Twitterに流れてこない」というステージの発言に沿って
ゆるめに実況中継を始めました。
最初のツイートは

さっきのFuki殿の唐揚げ食いは見せたいシーンだったなーおっしいなー見せたかったのにー 的なツイートをしろとステージから指示がでました。

でした。 
そしてみんながあんまりにも唐揚げを頼むのでつい頼んでしまいました。
正直取り分けたいくらい美味かったのですが、
この雰囲気に耐えられず、どうしても唐揚げを食べたくなる人が出てくるはず・・・!
と心を鬼にして耐えておりました。
やはり同じテーブルの人が耐えられず頼んでおりました。
うし( ・`д・´)

ライブ鑑賞会

というわけでまあ真面目な話も挟みつつライブ鑑賞会へ。
ライブ映像を流しながらメンバーがうだうだ言うというコーナーです。


あんきもは普段の打ち上げから「とにかく褒めて褒めて褒めまくる」スタイルらしく、
ふ「今日あたし歌上手くね?」
平野幸村(G)「今のギターフレーズ見てください!」
みたいなトークが次々炸裂するという。
これ酒入ってやったら脳内麻薬出まくりだろうね。
まあもうFuki殿は脳内麻薬相当出してるけどね。
ふ「はい今マイクのシールド抜けました!何とかごまかして間に合ってます!」
ふ「はいまたマイクのシールド抜けました!サポートの炭酸くんも巻き添えです!
  お立ち台でギターソロ弾いてるのに音鳴ってません」
炭「音鳴らないのにソロ弾いてましたw」
まあトラブルもライブの内ですからねえ(´・ω・`)


個人的なトップ賞は
ふ「高校生以来の黒髪だったんですよね。無茶苦茶気持ち悪かったです」 かな。
僕は黒髪萌えしない人なのでいいけど、うっかり
Fuki殿の黒髪ハァー;´Д`ーン」
なんて思っちゃってた人は結構ダメージでかいだろうねw


一方あんきもで男性ボーカルを担当していた電子レンジ剛志さん(Icarus' cry)は、
紹介に合わせてカシスウーロンか何かを一気飲みするという暴挙に出てしまったため
ただでさえ
ふ「五曲目に入る所(電子レンジさんが登場)恥ずかしいから飛ばしません?」
ふ「今はあんきもの話してるんだから、電子レンジさんは黙ってて下さい!」
*1
とdisられまくっているのに、完全に酔っているのでほぼまともな事が喋れず。


結局、A-ONEのメンバーとライブ映像の切り替わりに合わせてチェンジのはずが、
上手に居座ってしまい、
「A-ONEの新しいメンバー、電子レンジ剛志です。外国から連れてきました」
「◎△■◇」(もはや言葉でない)
「皆さんに会えて光栄ですと言ってます」
というネタを一しきりやった後、客席に忍び込み、そのまま行方不明に。
あまりに鮮やかにいなくなったため、Fuki殿が慌てたぐらいだった。


その実はかろうじて楽屋に戻り、既に仮眠中のエレメンタスさん(key、A-ONE)と共に
眠りについていたらしい。


でまあ、先述の通りエレメンタスさんは寝てしまったので、
A-ONEのライブ映像鑑賞は女性スタッフの方がサポートエレメンタスとして参加する事態に発展。
何故かあんきもメソッドに取り込まれたらしく、
「この曲ホント名曲だよなー」
「ついにエレメンタスが(ショルキーを持ったことで所定のキーボード前から)解放されました!」
とかワイワイがやがや。
しまいには男性ボーカルの方が
「俺はソイソイ言って煽ってるんだけど、みんなヲイヲイとしか返してくれない(´・ω・`)
ということでみんなでソイソイいうことになったり。
そんな状況下あちこちで「死亡確認」(王大人的な意味で)と化していく出演者たち。


僕はこの辺でロフトプラスワンの秘密兵器「レッドブルウォッカを投入。
最初ないかと思ってたんだけど、そこだけ黒地に焦げ茶とかで書かれていて見えなかっただけだった。
でちびちびやってたら炭酸氏が僕の後ろの席で 「死亡確認」状態になっていった。
僕はそこに彼はいないと思って過ごしておりました。
幸い潰れていたわけではなかったので一安心。


一方この頃Fuki殿が何をしていたかというと、色んな人の空いたグラスを片付けてました。
かいがいしくカウンターに並んでまで(つω・`)
「そんなマスクつけてるFukiさん初めて見ましたよ」
とか言われてるくらいデカいマスクつけてたけど。
あれ俺何か見覚えあるんだけど(白々しく
とまれ、ボーカルの方は結構なんでもなくともマスクつけてるイメージがあります。
ヲタ同様喉が資本なんで。


A-ONEさんのトーク&ライブ中継が終わり、
「そもそも『今来たばっかりー』ってどこから来てるんだっけ?」
「やっぱアイドル系じゃないですか?」などとアフタートーク
僕が知る限り昔からいるといえばいるけど、空気を読まないタイプのヲタが冗談でいう程度で、
みんなが一斉に「今来たばっかりー!」っていう
一連の様式美的ムーブになったのはそんなに昔じゃないはず。
どこの現場が様式美として確立していったかっていうのはもう少し色んな人に聞かないと分からんね。


余談だけどガチャピンに至ってはそういうムーブがないというだけで、
本当に最後の1曲のためだけに来た」という猛者が月に1人は現れます。

ゲーム実況中継

残り時間も程よくなってきたところで謎のゲーム実況中継。
エレメンタスさん(ゲーム実況中継担当者)が起きてこないので
「メンタスさんマジで寝起き悪いっスからね」
Fukiさんが行ったら流石におとなしく起きるんじゃないですか?」
という謎の流れに。
Fuki殿突入。
失敗のもようで戻ってきた。
A-ONEの女性スタッフさん突入。
ミイラ取りがミイラになり寝てしまったらしい。。。


一向に起きてこないのでコーナーが進まず、
Fuki殿が麻雀に参加したら『ルールよくわからないんです』と言いながらカッパギして帰った」
Fuki殿にDDT武道館大会のDVDを見せたのはA-ONEのYassieさんで、プロレスの師匠」
など今までにないFuki殿の情報が自他共に垂れ流される。
是非脂が乗り切っていたころのマッスルを見てほしいね。
AKIRA vs 鶴見亜門(マッスル11)とか、鈴木みのるvsマッスル坂井(マッスルハウス4)とか。


そんな状況で、日本酒をコップ酒して
ふ「あたしそろそろ足元がふらついてきたんですけど」
と言いながらカラのカップコロナビールの空き瓶を自分のところへかき込んでるFuki殿。
Fukiさんどれだけ飲んだんですか!?」
ふ「日本酒はまだこの一杯だけです。」
僕はもう投了気味にミネラルウォーター飲んでました。
ちなみに今日の僕の功績はこの時点でステージに唐揚げの代金(600円)を教えたことぐらいです。


んで、Fuki殿が大量のカップとビールの空き瓶を持って降りてきたので思わず、
Fukiさん半分持ちましょうか?」
と言ったら
「あー大丈夫です、ありがとうございますー」
と声をワントーン高くして断られました(´・ω・`)
今思えばそもそも俺の位置*2まで来れば半分持たす必要ないんだけどな。
言うなら全部だろ。


終了一時間前にしてやっと起きてきたエレメンタスさんがステージへ。
寝起きのためぼーっとしながらゲーム機を持ってこさせる。
「何やるんでしたっけ?」
「『ホラーゲームを如何に楽しくプレーするか』だったはず。」
なおあんきもの幸村さんが
足東方*3
を提案したらしいですが、あまりにも体が忙しいという理由で却下されたそうです。
どっちかと言ったらそっちの方が今回のライブの趣旨と合ってないかw?
なおどれだけ忙しいかという模様はFuki殿によりステージ上で再現されました。


そのFuki殿は何故か怖いゲームが苦手らしく、ステージから早々に撤退。
しながら何故か僕のTシャツをわざわざ上着を払ってまで確認。
ふ「あ、メタリックスピン。」
ふ「今日はこばーずなの?かぼーすなの?*4
か「今日は普通にこばーずですよw」
と答えたら笑って去っていった。


テンション上がるー↑↑( ゚∀゚)↑↑


とはいえFuki殿が化粧を落としてエクステを何もつけてないと、
ビジョンがArmmyにかぶっちゃうんだよな・・・
正直すっぴんの時の顔のが好みなんだが。

ていうか、何故Fuki殿が俺の北欧の方の親戚とか、やや込み入った設定を知っているんだ?
俺が認知されてること自体もびっくりしたけどさ。
おかしいな、奴とFuki殿は会ったことはおろか、同じ会場にいたことすらないはずだぞ( ・`д・´)


やっと準備が出来たので、終わりまでホラーゲーム実況中継。
深夜のテンションとやたら堂に入ったサッカー風中継によりこの時間にもかかわらず
場内は謎の盛り上がり。
敵の幽霊に向かってこ○せコールがかかるという異常な事態に。
「何かでも『せ』だけ大きく聞こえますよね」
「それだと『カイジ』ですよねw」
流石に物騒かと思ってせだけ言ってたのがバレたか(ノ∀`)
僕だけじゃないと思いますけど。


なおFuki殿の様子を確認したら、完全にタートルディフェンスしてた。
そんなにイヤなのかw

締め

丁度第一章をクリアしたところで
「時間がないのでそろそろ締めなくては!」
ということになり、幸村さんが締めて終わり。
近くにいたFuki殿の握手に参加し、
「じゃまたねー」
ふ「またねー」
というやり取りで退散。


ひょっとして
最初のスルー→ツン
酔ってからの態度→デレ
だったのか・・・
だとしたら今日一番の収穫は「Fuki殿はやっぱりツンデレだった」ということが
身を以て証明できたことだな。
失礼を承知で言うけど、何であんなぶっ飛んでて面白い人を
genesis」のジャケ写みたいなイメージで売り込もうとしたんだろ。


帰り際に幸村さんに名刺を差し上げるのと、
「北海道のファンが『あんきも vs IRON ATTACK』を見たがっていた」と。
幸村さん自身、9.1のライブはすごく楽しかったとのことなので、
仕切り直して再戦の可能性はあると思います( ・`д・´)


東方メタルナイトの話もしましたが、日曜の夜Allで100人普通に集まっちゃう集客力だし、
実現するには何かしら考えないとな・・・
まいなすいょんちゃん(Vo、Sister's Spread-i)をDJに誘ったことはあるんだがw


なおその後普通に歩いて帰りました。
Fuki殿に出欠確認してもらっただけじゃねーかというツッコミは甘受します(´・ω・`)


先日G∀LMETの応援ボードがあるディスクユニオン池袋店(4F)の上にとらのあな(6F)が出来たそうなので、
興味を持たれた方はあんきもやA-Oneの作品を探してみてください。

*1:自分の日程が合わない時に2回もサポートボーカルで出演してもらった人のいうセリフかとw

*2:振り向けば炭酸氏、その向こうはカウンター

*3:DDRのコントローラーで東方Project弾幕シューティングをやる

*4:なぜか二発くらいはたかれた