スクール・オブ・ロック

売れないバンドマンのデューイはバンドから追い出され、ルームシェアの家賃すらろくに払えない身分。
しかし、ルームシェア相手に成りすまして名門小学校の臨時教員に。
やがて彼は、生徒達の音楽的才能を見出し、目標だったバンド・バトルの優勝を目指していくことになる。


まあやっぱりアメリカ映画の定番、教師者の定番的ストーリーといえばそれまでなのだが、
ロック好きの偽教師を演じるジャック・ブラックの名演と、実際に高い演奏力を持つ子供達、
生き生きとした人物描写に支えられてスカッと見られる一作。


基本的にはパンクス的な描写が多く見られるものの、
主人公の描写にも一役買っているAC/DCや、最近のものだとThe Darknessなど、
ハードロック・ヘヴィメタル系の音楽もそれなりにフィーチャーされているのも見逃せない。
Led Zeppelinをロックの神扱いしながら、ためしに弾いてみせるリフはIron Manだったり、
部屋にRAMONESSEX PISTOLSにまじってCANNIBAL CORPSEのステッカーが貼ってある主人公の雑食性って。。。
と、思ってみるのも一興。ロックファンにはおすすめできる一本だろう。


全然関係ないけど、ジャック・ブラックって男色ディーノ先生に似てるよね。